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コキュートスの記憶

日々の出来事とか戦果(買い物)とか。
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第223話 ジャニス & ビリー

2025年08月15日 | サンダーボルト
□機動戦士ガンダム サンダーボルト
 第223話 ジャニス & ビリー



ガルシアは、シーランスに搭乗し、とある孤島を訪れます。
ジャニスがガルシアを出迎え、ここでは、スコット夫人になっていると。
ガルシア曰く、この辺りの島は、富豪の個人所有が多く、治安も良いと。
ジャニスは、ビリーを紹介しますが、彼は、会議で忙しくしています。
ビリーたちは、投資アナリストをしているようで、好調に見えます。
リモート会議の中で、ビリーは、ルオ商会が伸びるとし、株の買い増し。
モノトーン社は、アナハイム社との関係が切れ、沈むとして、売り。
ハービック社は、伸びる材料が少ないが、まだ持っていろと。
ニッコル光器、スターフィールド造船、グラモニカ社は、買い。
サナリィは、伸びるにはもう少し時間が掛かるとし、ジオニック社は、
連邦に吸収されたが、開発力は維持しているとし、動向を注視しろと。
タイタンズの一強は、当分続くとし、顧客の投資家にそう伝えろと。
ビリーは、視力を失っていましたが、NT能力で補っているみたいです。

連邦の諜報部は、ビリーの行方を追っていますが、稼いだ資金で、
ハッカーを雇い、世界中のサーバーから過去の不都合な記録を消し、
証拠や所在を掴めないようにしているそうです。
ビリーは、NTの未来を、この目で見たいと願い、全ての戦線で、
最前列へ加わったが、僧正の死も、カーラの裏切りも、ダリルの死にも
立ち会えず、俺はまた、何も見ることなく終わったと、悔いを残します。
視力を失い、自分の身の丈を覚え、所詮は、作り物の強化人間だとし、
僧正やダリルのような本物ではないとしたら、人とNTの中間の自分しか
できないことをやろうと思いたったと述懐します。

ガルシアは、手伝えることがあれば、言ってくれと申し出ます。
ビリーは、この島をNTの隠れ家にしたいんだと言います。
NTの軍事利用を少しでも阻止するため、子供たちを匿ってやりたいと。
表向きは、私立の寄宿学校として、ビリーの資産で、教育財団を創設し、
子供たちに奨学金を与え、募集すると。学校では、世界から身を守る術と、
自活できる方法を教えるつもりだと、ジャニスが説明を補完します。
ビリーは、既に何人かと、短いながら刻の間を使い、交信していると。
ダイクンが提唱したNTの未来は、軍事利用だけじゃないと証明したいと、
様々な軍の諜報部やニタ研を向こうに回せるエージェントが必要だと。

ややあって。
ビリーは、人類は何れ、戦争を克服し、深宇宙を目指し旅立つ日が来る。
NTは、パイオニアとして、その先頭に立つだろうとし、別の太陽系、
そして、地球型惑星を発見し、人類の生存可能領域を外へ拡げるだろうと。
ガルシアは、そんな希望の未来を信じるかい?と。ビリーは、ああと答え、
今度こそ、最前列で見たいんだと。ふたりは、満天の星空を見上げます。

翌日、ガルシアは、交信した子供たちの調査から始めると提案を了承。
手土産を忘れるところだったと、カバンから何かしらを取り出します。
それは、ダリルの右義手でした。海上都市リグで失くしたものを、
そこに住むジャンク屋が海底から発見し、今じゃ古美術商で成功した、
ガレ中佐がわざわざ買い取り、ガルシアに譲ってくれたものだそうです。
ダリルの人生が詰まった聖遺物だとし、学校の校長室にでも飾ってくれと。
ビリーは、両手で、ダリーの右義手を抱え、涙を流します。
ビリーは、俺はまた身の丈に合わない大きな夢を見てるかな?と訊くと、
ジャニスは、無鉄砲なところが、ビリーらしくて、私は好きよと。
それに、約束通り帰って来てくれたから、今度は私がついて行くと。

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