円、一時80円37銭=15年半ぶりの高値〔NY外為〕(29日) 時事通信
【ニューヨーク時事】週末29日のニューヨーク外国為替市場の円相場は、米追加金融緩和をめぐる思惑で円買い・ドル売りが進行し、一時1ドル=80円37銭まで上伸し25日に付けた約15年半ぶりの高値を塗り替えた。
午後5時現在は1ドル=80円32~42銭と、前日同時刻(80円98~81円08銭)比66銭の円高・ドル安。
当初は、海外市場の流れを引き継いで月末要因による日系輸出企業の円需要を背景に80円台後半で強含んだ。
その後は、この日発表された第3四半期の米実質GDP(国内総生産)がさえない内容だったほか、米ミシガン大学調査の消費者景況感指数(確報値)が下方修正されたことをきっかけに、米国の追加金融緩和への期待が一段と強まり、じりじりと円高が進んだ。
米連邦公開市場委員会(FOMC)を来週に控え、量的緩和の規模や声明の文言をめぐる臆測が活発に飛び交い、ドルは売られやすい状況が続いた。
市場筋からは「まずはFOMCの結果を見極めたいとの思惑から、(これまでの既定路線である)ドル売りが継続した」(邦銀筋)との声が聞かれた。
ユーロは同時刻現在、対ドルで1ユーロ=1.3941~3951ドル(前日午後5時は1.3925~3935ドル)、
対円では同112円04~14銭(同112円82~92銭)。
【ニューヨーク時事】週末29日のニューヨーク外国為替市場の円相場は、米追加金融緩和をめぐる思惑で円買い・ドル売りが進行し、一時1ドル=80円37銭まで上伸し25日に付けた約15年半ぶりの高値を塗り替えた。
午後5時現在は1ドル=80円32~42銭と、前日同時刻(80円98~81円08銭)比66銭の円高・ドル安。
当初は、海外市場の流れを引き継いで月末要因による日系輸出企業の円需要を背景に80円台後半で強含んだ。
その後は、この日発表された第3四半期の米実質GDP(国内総生産)がさえない内容だったほか、米ミシガン大学調査の消費者景況感指数(確報値)が下方修正されたことをきっかけに、米国の追加金融緩和への期待が一段と強まり、じりじりと円高が進んだ。
米連邦公開市場委員会(FOMC)を来週に控え、量的緩和の規模や声明の文言をめぐる臆測が活発に飛び交い、ドルは売られやすい状況が続いた。
市場筋からは「まずはFOMCの結果を見極めたいとの思惑から、(これまでの既定路線である)ドル売りが継続した」(邦銀筋)との声が聞かれた。
ユーロは同時刻現在、対ドルで1ユーロ=1.3941~3951ドル(前日午後5時は1.3925~3935ドル)、
対円では同112円04~14銭(同112円82~92銭)。