明日を信じられる時代になって欲しい。日常の活動日記

時事ネタ 京都 散策 歳時記 花見頃など

尖閣ビデオ、またまたおかしな点が判明か

2010年10月29日 23時41分07秒 | Weblog
尖閣ビデオ、またまたおかしな点が判明か? (taked4700)より
 
今回の記事は二つのインターネット上の報道記事をもとに書いている。
一つは、10月28日つけの記事で、政府側から国会予算員会へのビデオ提出を受けての記事だ。こちらを「感想記事」と呼ぶことにする。
もう一つは、9月27日つけのもので漁船だ捕時の状況を報じたものだ。
こちらを「事実記事」と呼ぶことにする。

また、
尖閣諸島、中国漁船船長逮捕劇の主導者は誰か?
http://www.asyura2.com/10/senkyo95/msg/933.html

1. 「事実記事」によれば、9月7日の午前10時15分ごろから漁船の監視を始め、巡視船みずきへの衝突まで約40分あったと言う。
みずきに衝突後まだ逃走を続けた様子だから、ほぼ1時間は撮影をしたはずだ。
「感想記事」によれば巡視船2隻はそれぞれ撮影をしていたと言う話だ。
一部報道ではビデテープは合計3時間ほどになるとされる。
ともかく、少なくとも約1時間にわたって中国漁船は逃げ回っていたということだ。
ところが、今回分かったこととして、中国漁船がゆっくりとしか動いていなかったと言う。「感想記事」によると「約10ノット」というのだから時速20km未満だ。
普通、この程度まで低速になっていれば強制接舷して相手の船に乗り込むのではないだろうか?
なぜ、約1時間も追い回していて相手の船が低速になったのにもかかわらず、強制接舷しようとしていなかったのか?

2. 今回海保の巡視船は立入検査を行うつもりで中国漁船を追跡していたはずだ。
単なる追い出しなら1時間ほども一隻の船を追いかけることはしない。
しかし、例えば以前放送されたNHKの再現アニメでも、海保の巡視船が中国漁船よりも前方を航行している。
報道ではどれも「左前方」に居た巡視船みずきに漁船がぶつかってきたとしている。
このことは、海保の巡視船のほうが漁船の進路に立ちふさがり、漁船を止めようとしていたと言う意味ではないのか?
今回の報道でも、「漁船はその後、約12~13ノットに速度を上げてみずきに近づき、『体当たり』している」とされているのだから、巡視船みずきが中国漁船のある程度前方に位置していたと見る方が自然ではないか?
だとすれば、巡視船が漁船の進路をふさいで停船を迫っていたと見るのが自然だ。

つまり、巡視船のほうが漁船を停船させるため故意に衝突を仕込んだと言うことだ。
そして、巡視船がこのような形で停船をさせることはある意味ごく普通のことだろう。
問題は、こういった形での衝突を中国漁船の故意の衝突だとしたことにあるのではないだろうか?

3. 海保が中国漁船の船長を逮捕してから1週間ほどして、海保の巡視船はもちろんのこと、漁船や乗組員、船長を含め当事者をすべて立ち合わせた現場検証を石垣島近海で行っている。今回の漁船の航行速度が10ノットほどとされるのは、その時の映像である可能性が高い。
現場検証だから、遅い速度で、たとえ衝突してもあまり船体が傷まないように考慮してやっていたはずだからだ。
そして、もし、漁船が10ノットほどの速度から12ノットへ速度を上げ、漁船から巡視船へ故意に衝突してきたのなら、その映像を船長の取り調べで船長に見せて故意の衝突を認めさせていたはずだし、たとえ船長が認めなくても、その映像を取り調べ段階で国際的に公開し、中国の反応を抑え、日本による船長逮捕や起訴の正当化をすることが出来たからだ。
裁判前の公開も事情により可能であり、実際、麻薬や拳銃などを押収した場合、押収当日に報道されていることが多い。

4. 速度差の問題もある。巡視船みずきの船体側面にできた傷は「事実記事」によれば「長さ約3メートル、高さ約1メートル」にもなるという。
もし、並走していたのなら、ほぼ同じ速度であり、漁船がそこから2ノット速度を上げて追突してきたと言うのが本当なら、速度差は2ノットだ。
これは時速に直すと4km/hに満たない。
1ノットは1.85㎞/hなので、正確には2ノットは3.7km/hという低速だ。
こんな低速でぶつかってきて、果たして「長さ約3メートル、高さ約1メートル」もの傷ができるだろうか。
そして、漁船よりもよっぽど操船性能のいい巡視船はなぜよけることが出来なかったのか?

5. 「感想記事」によると「映像を見た関係者によると、漁船はよなくにの左後方に衝突した後、漁船の左前方を並走していたみずきに幅寄せするように接近した末、左にかじを切って衝突している」となっている。
しかし、「事実記事」によれば、よなくにとの衝突の約40分後にみずきに衝突している。
ほかの報道では、政府が予算委員会に提出したビデオ映像は約6分間のもので、CD一枚に収められたものだと言う。
よなくにやみずきへの衝突を検証するためには少なくともその間の映像を編集なしに見る必要があるはずだ。
もし6分間の中に二つの衝突が収められているとしたら、かなり編集したものだと言うことになる。

6. 本来衝突は二度起こっている。しかし、国会などで取り上げられているものは2回目のものだけであり、みずきへの衝突時に速度を上げていたというものだ。
しかし、1度目のよなくにへの衝突のほうが「事実記事」が本当であれば、中国漁船の故意の衝突を証明しやすい。
何と言っても「同庁によると、漁船は、網漁を終えると、よなくにの左前方から、いきなり急接近してきたというのだ。
そして、漁船はすれ違いざまに、その左船首をよなくにの左船尾に激しくぶつけ、そのまま逃走した」ということだから、停船している状態からエンジンをかけ、速度を増して衝突したことになり、これは、プロペラが起こした航跡として映像に残っているはずだ。
国会等で前原誠司が言及しているのはみずきへの衝突だけだ。
なぜ、この1度目の衝突のことがほとんど話題にならないのか、非常に疑問に思う。
この1度目の衝突でも、「手すり支柱が2本折れて破損した」というのだから、立派に損害賠償請求ができる事案だ。

7. 更に、「感想記事」で見たとされる映像にはよなくにへの衝突も映っていたはずだが、なぜ、今回も、よなくにへの衝突のことが話題にならないのか?

8. 「感想記事」によれば「映像を見た関係者によると、漁船はよなくにの左後方に衝突した後、漁船の左前方を並走していたみずきに幅寄せするように接近した末、左にかじを切って衝突している」とのことだが、海上では目印になるものがないので、どちらの船が進路変更しているか分かりにくい。
ましてや並走状態から幅寄せしているのなら、その幅寄せがどちらの船によるものかを判断するのはかなり難しいはずだ。
今回、どういう事実があって、漁船による幅寄せと判断できたのか、それが明らかにされていない。
並走時の距離とか、幅寄せした時の航跡とか、重要事実が幾つかあるはずだが、それらに触れられていないのはおかしくないか?

9. 「感想記事」によると船長が飲酒していたという。
しかし、船長飲酒のことはほとんど報じられてきていない。
なぜ、今回急に話題になっているのか?
そもそもなぜ逮捕当時飲酒のことが報じらなかったのか?

http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/101028/crm1010280721001-n1.htm
よりコピー:
尖閣ビデオ内容判明 中国漁船、加速して衝突 「故意」裏付け 船長は飲酒か
2010.10.28 07:18

9月8日 沖縄・尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件で、海上保安庁が撮影したビデオには、中国漁船(166トン)が航行速度を12~13ノット(時速約22~24キロ)ぐらいに上げて海保の巡視船に衝突した様子が映っていることが27日、分かった。
ビデオ映像を見た複数の関係者が明らかにした。漁船が衝突時に速度を上げたことなどから、関係者は「衝突を避ける気はなく、故意にぶつけるつもりだったことは明白だ」と指摘している。

漁船の航行速度をめぐっては、政府は「事件の捜査に関する事柄であり、答弁を差し控えたい」とする答弁書を26日に決定するなど公表を控えてきた。
しかし、ビデオ映像からこうした具体的状況の一部が明らかになったことで、与野党からビデオの全面公開を求める声が強まりそうだ。

海保が撮影したビデオ映像は、漁船に衝突された巡視船「よなくに」(1349トン)と「みずき」(197トン)の船首付近から撮影されたもの。

映像を見た関係者によると、漁船はよなくにの左後方に衝突した後、漁船の左前方を並走していたみずきに幅寄せするように接近した末、左にかじを切って衝突している。

漁船がみずきと並走していた際の航行速度は約10ノットだったとみられ、漁船はその後、約12~13ノットに速度を上げてみずきに近づき、「体当たり」しているという。
 
漁船の最高速度は通常20ノット程度といい、逃走を図ったにしてはやや低速だった。
衝突を避ける場合は減速したり離れたりするはずだが、逆に速度を上げて接近しており、「故意の衝突」を裏付けている。

一方、映像には映っていないが、海保に公務執行妨害容疑で逮捕された漁船の中国人船長は衝突前、酒を飲んでいたとみられる。
捜査関係者は「海保職員が船長を連行する際、酒臭かった」と証言している。

那覇地検は日中関係を考慮し、勾留(こうりゅう)期限の4日前に船長を処分保留のまま釈放した。
すでに釈放から1カ月が経過しているが、まだ処分を出していない。

以上コピー終わり。

http://www.j-cast.com/2010/09/27076794.html?p=allよりコピー:
「鋭角の鉄の船首でぶつかってきた」 中国漁船衝突ビデオの衝撃中身
2010/9/27 20:07

国民が激昂してしまう――。尖閣沖の中国漁船衝突事件では、海保が撮影したビデオはこんな衝撃的な内容とも報じられている。
それは、かなり攻撃的なものだったらしいのだ。

海上保安庁の巡視船「よなくに」は、事件のあった2010年9月7日の午前10時15分ごろ、中国のトロール漁船に近づき、揚げ網の様子を確認していた。

海保「もろい船尾の急所を突かれた」

ところが、同庁によると、漁船は、網漁を終えると、よなくにの左前方から、いきなり急接近してきたというのだ。
そして、漁船はすれ違いざまに、その左船首をよなくにの左船尾に激しくぶつけ、そのまま逃走した。

「漁船の船首には、とても硬い部分があったんです。
鉄でできており、それもほぼ鋭角でした。巡視船の船尾は、ヘリの離着陸やロープの格納に使う甲板の支柱があって、とてももろいんですよ」(広報担当者)
この衝突で、手すり支柱が2本折れて破損した。中国漁船が意図的に船尾を狙ったかは不明だが、急所を突かれたことは事実のようだ。

海保では、その一部始終をビデオに収めており、それを政府が公開するかどうかが焦点になっている。

民主党の岡田克也幹事長は、26日のNHK番組で、ビデオの国会提出に前向きな姿勢を示したと報じられた。
が、ほかの党幹部からは、国民の怒りを助長させるとして慎重論も出ているという。
つまり、船長釈放の不当性が白日の下に晒されてしまうということだ。

中国では、漁船が巡視船に追突されたとも報じられている。
しかし、海保の広報担当者によると、ビデオには、そうした部分はなく、むしろ逆の映像が映っている。

よなくにの衝突から約40分後に起きた別の巡視船「みずき」のケースも、同様だった。

突然、左に大きく舵を切りそのまま向かってきた。
巡視船「みずき」が、なおも逃走する中国漁船の前に回り込み、停船を呼びかけたときのことだ。

右後ろ約70メートルのところにいた漁船が突然、左に大きく舵を切り、みずきにそのまま向かってきた。
そして、みずきの右舷中央部に漁船の船首が衝突したのだ。
しかし、漁船は、さらに逃走を続けた。

この衝突で、みずきの右舷には、中央の外板にへこみができ、長さ約3メートル、高さ約1メートルにわたって傷がついた。
そのうえ、中央から後方にかけて、甲板の手すり支柱が5、6本も曲がって破損している。

「巡視船は、スピードを出す構造上、船体の鉄板が薄くなっています。
漁船は、本体がダメージを受けるため、接近時はスピードを出しませんが、それでも硬い船首がぶつかれば破損してしまいます」(広報担当者)
今回も、意図的かどうかは不明だが、急所を突かれた形だ。
計2回も衝突したものの、硬い船首のある漁船には、ほとんど損傷はなかった。

海保では、証拠を出さないと裁判で勝てないため、2回ともビデオに収めてある。

「海上保安官は、船外の高いところからビデオを撮っていました。
それは、もちろん命がけの作業ですよ。
証拠物になりますので、裁判前には公開できませんでした。
しかし、ビデオが戻ってきたときは、まだ分かりませんが、公開も視野には入れています」

以上コピー終わり。

--------------------------------------------
コメント

01. 年取ったエイトマン 2010年10月29日 23:00:09: r3BlY6R6N2B.6 : dgpmMZmKrY
 年寄りはこう考えます。
 海上での速度は波があるので、陸上の速度と全く違います。
たとえ2ノットの差でも船から船に乗り移ることはほとんど不可能でしょう。
中国の漁船が特殊船でなければ最高速度は15ノット位であり、巡視船は30~40ノットまで出せるでしょう。
また、1000トン級の巡視船と100トン級の漁船の差は陸上の車でたとえるとダンプカート軽トラック位の差があります。当て逃げなどはとても不可能です。
 
海上保安庁の船は衝突後、船に乗り込み船長を逮捕しましたが、漁船の漁の内容についての報道がありません。
ロシアに拿捕された漁船についてはその漁獲高によって保釈金に違いがあるようです。
今回の船は一部に言われているように漁船ではなく調査船だったのでしょうか。
それならばその後の中国の対応がわかるような気がしますが、新聞報道には偏りがあります。続編を期待します。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿