先日、ちょっとしたヤボ用のついでに、渋谷のHMVに立ち寄ってみた。実に久しぶりだ。
いつもの私のパターンとして、1階にあるJ-POPや流行モノは素通り(笑)、2階の洋楽ロックコーナーを多少物色し、民族音楽コーナーに立ち寄る。マリやガーナのアーティストの試聴盤にいくつか耳を傾けてみる。なかなかいいぞ。まあ、結局買わなかったけど(笑)。その横にある書籍コーナーも多少物色。800ページ以上にもなる菊池成孔氏の「マイルス・デイヴィス論」をパラパラとめくってみる。これもなかなかおもしろそうだ。結局買わなかったが(笑)。
3階が確かDVDとかのコーナーで、これも素通り。いつも通りにジャズのコーナーにいって多少の物色。なんと9歳のジャズドラマー、「Tiger(大我)」の試聴盤を聴いてみた。巧いねぇ。そもそも打楽器は、音楽の3要素であるメロディー・ハーモニー・リズムのうちリズムだけでもわかればとりあえずはアンサンブルに参加できるので、結構若い天才が出現しやすい楽器でもある。9歳でデビューといえば、奥平真吾なんてドラマーもいたな。
映像をYouTubeで発見したのでご紹介まで。彼がまだ8歳の頃の映像だ。またこれも買わなかったけど(爆)。
結局買ったのは、オーストリア出身のジャズ・ギタリスト、Wolfgang Muthspielという人の新譜。恥ずかしながら全然知らなかったのだが、HMVがレコメンしていたので、これまた試聴盤を聴いてみたが、非常に良い。調べてみたところ、パット・メセニーにも絶賛されている人のようだ。私と同じ年というところにも共感が持てる。キャリアもかなり長く、87年デビューなので、既に20年だ。斬新なハーモニー感覚を持ち合わせた素晴らしいギタリストだと思う。これもYouTubeから
映像を一つ。
しかし改めて思ったのが、CDの多いこと。それだけ多くのミュージシャンが世の中にいるということだが、すさまじい競争だあな。
(Butzmetz社長)