Butzmetz LingerieZ Blog

Butzmetz社長による徒然音楽日記。

音楽ネタその297:Larry Carlton (part2)

2008-06-15 00:46:16 | Weblog
ベタで恐縮だが(笑)、今宵のネタはLarry Carlton. 大好きなギタリストの一人だ。すごくバランスの取れたギター・マエストロ(巨匠)の一人だな。

しかも曲は"Room 335". 彼のソロキャリアの輝かしいスタートを飾った、正にMr. 335の面目躍如といったナンバーですな。ちょうど私が高校時分の頃だ。その当時の私は、エディ・ヴァン・ヘイレンを必死になってコピーしつつも(笑)、彼の流れるようなギターにしびれて、あの「夜の彷徨」というアルバムを随分とコピーしたものだ。

だが今になって思うと、あんだけコピーしたにもかかわらず、どちらのギタリストのフレーズも自分のアドリブ時に欠片も出てこない(爆)。ま、天才をマネしたところで身につかない、てなことかもね(笑)。いやぁ、それにしても、カールトンはやっぱいいねぇ(笑)。

(Butzmetz社長)

音楽ネタその295:Keith Jarret

2008-06-11 00:26:09 | Weblog
今宵のネタは、ハービー・ハンコックやチック・コリアと並ぶコンテンポラリー・ジャズ・ピアノの代表格の一人、Keith Jarretにいってみよう。

キース・ジャレットといえば、私がまず思いつくのがゲイリー・ピーコックとジャック・デジョネットによるトリオ。ジャズにしては珍しく不動のメンバーである。ジャズの醍醐味の一つとして、異なるメンバーとその場で即興のアンサンブルを楽しめるという側面はある。だが、それではバンドにはならない。本当にその場の演奏でしかないのだ。マイルス・デイビスのモダン・ジャズ晩年を支えたリズム・セクションであるハービー・ハンコック、ロン・カーター、トニー・ウィリアムスの3人は、マイルスがリハーサルに来る前から3人だけでリハーサルを重ねまくっていたらしい。私はどちらかといえば、その場の煌きよりもバンドとしての音が好きなタイプだ。だから苦労するともいえるが(泣)。

ま、それはともかく、キース・ジャレットのもう一つの特徴は、演奏が感極まったときの唸り声。実に気持ち悪い(爆)。この映像にもしっかり収められているのでチェックされたし。あと、ちなみに、ジャズのスタンダードを代表するともいえる一曲、Stella by Starlightだが、私はあまり好物ではない。美しい曲だと思うのだが、テーマに特徴がありすぎて、どのようにアドリブかましてもハマらない、という印象が強い。ま、あくまで個人的感想だが(笑)。

(Butzmetz社長)

音楽ネタその294:Pat Metheny (part xx)

2008-06-08 13:18:20 | Weblog
今日の東京は今ひとつの天気だが、この空模様をみていてなんとなく聞きたくなった1曲をお贈りしよう。Pat Methenyの"Are you going with me?"(邦題「ついておいで」。なんというダサさ・・)。

彼にとっては比較的初期の頃のナンバーだが、私がこの曲に思い入れがあるのは、ギター・シンセサイザーという楽器を初めて認識した楽曲という点。メセニーが使うギターシンセの音色はほとんど決まっていて、後はその音程を変えているだけなのだが(恐らくフットスイッチなどの類でオクターブ上を出している)、通常のギターでは出せない高い音が出せる。

実は私もメセニーに触発されてギター・シンセを使っている。もっとも、恐らくメセニーの場合、かなりのMIDI音源を重ねた上でのあの音だと思うので、その点が私の場合甘い。GR-33の音源を、多少エフェクトをかけただけでほぼプリセットのまま使っているが(笑)、飛び道具としてなかなかよい。

(Butzmetz社長)

音楽ネタその293:Joe Zawinul & Trilok Gurtu

2008-06-05 00:49:45 | Weblog
今宵もYouTube surfから。Joe ZawinulとTrilok Gurtuのコラボだ。どちらかといえば注目はパーカッションのトリロク・グルトゥの方。ジョン・マクラフリンとのトリオも凄まじかったな。

なんだか普通にバスドラムっぽい音も聞こえるのだが、足で鳴らしている感じがない。恐らく手でバスドラムに相当するタムを叩いているように思える。とにかくすごいテクニック。パート1パート2にて。特にパート2が圧巻。声まで打楽器にしてしまうこのオッサン、化け物だ(笑)。

(Butzmetz社長)

音楽ネタその292:Sonny Sharrock

2008-06-03 01:12:52 | Weblog
マイミクのjamさん日記に触発。異色のジャズ・ギタリスト、Sonny Sharrockにいってみよう。

ファラオ・サンダースやハービー・マンとの競演によりキャリアを築いた人だ。マイルスとも競演しているらしいが、あいにく私はチェック不足。

こんなことを言うと異論噴出かもしれないが、この人のギターを聞くと、フランク・ザッパに近いものを感じる。非常に感覚的ながら、どこか理路整然としたギリギリの感覚かな。大好きなフィーリングだ。

映像はニューヨークのNitting Factoryにおけるライブから。こういう感じ、大好きではあるのだが、如何せんアンダーグラウンドに捉えられがちではあるかも。

(Butzmetz社長)

HMV.

2008-06-01 19:37:10 | Weblog
先日、ちょっとしたヤボ用のついでに、渋谷のHMVに立ち寄ってみた。実に久しぶりだ。

いつもの私のパターンとして、1階にあるJ-POPや流行モノは素通り(笑)、2階の洋楽ロックコーナーを多少物色し、民族音楽コーナーに立ち寄る。マリやガーナのアーティストの試聴盤にいくつか耳を傾けてみる。なかなかいいぞ。まあ、結局買わなかったけど(笑)。その横にある書籍コーナーも多少物色。800ページ以上にもなる菊池成孔氏の「マイルス・デイヴィス論」をパラパラとめくってみる。これもなかなかおもしろそうだ。結局買わなかったが(笑)。

3階が確かDVDとかのコーナーで、これも素通り。いつも通りにジャズのコーナーにいって多少の物色。なんと9歳のジャズドラマー、「Tiger(大我)」の試聴盤を聴いてみた。巧いねぇ。そもそも打楽器は、音楽の3要素であるメロディー・ハーモニー・リズムのうちリズムだけでもわかればとりあえずはアンサンブルに参加できるので、結構若い天才が出現しやすい楽器でもある。9歳でデビューといえば、奥平真吾なんてドラマーもいたな。映像をYouTubeで発見したのでご紹介まで。彼がまだ8歳の頃の映像だ。またこれも買わなかったけど(爆)。

結局買ったのは、オーストリア出身のジャズ・ギタリスト、Wolfgang Muthspielという人の新譜。恥ずかしながら全然知らなかったのだが、HMVがレコメンしていたので、これまた試聴盤を聴いてみたが、非常に良い。調べてみたところ、パット・メセニーにも絶賛されている人のようだ。私と同じ年というところにも共感が持てる。キャリアもかなり長く、87年デビューなので、既に20年だ。斬新なハーモニー感覚を持ち合わせた素晴らしいギタリストだと思う。これもYouTubeから映像を一つ。

しかし改めて思ったのが、CDの多いこと。それだけ多くのミュージシャンが世の中にいるということだが、すさまじい競争だあな。

(Butzmetz社長)