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sept merveilles du monde








公私所用のために、夫がブルージュへ2泊帰郷していた。実家に泊まらずKホテルに泊まったのはなぜかと母親から苦情が出たそうだが。


現在英国のレジデンスカード申請中のわたしがブルージュに里帰りできるのはいつだろう。
ああ、これほどホームシックを経験するなんて。この世の不思議のひとつに数えてもよさそうなくらいだ。

そう。最近、Moet がブルージュの美しさを誉めたたえ散文詩でも書かん勢いなので、みなの笑いものになっているのだ。

「確かにブルージュは死ぬほど退屈だ、とは言いましたよ。でも汚いとか醜いとか言った覚えは全くない」と返すことにしている。何かを失った時にそれらの有り難さを気づかないのだったら、いつ気づくんだね。

Kホテルで毎年もらうカレンダーには、われわれのバアでの定位置や近所の馴染みの場所が満載だ。去年まではこのカレンダーはブルージュっ子たるうちの家族メンバーには何の意味もなかったが、夫が英国へ持ち帰った2012年度版はいちいちノスタルジーをかき立て、やるせない思いを残すのであった。

今日のタイトルは、世界の七不思議に数え上げられている古代建築物も、もう失われてしまっているこそのロマンがあり、ポエティックなんですよ、と言いたいのです。絶望的に下手な修辞ですが。



夫が撮影して来た上の写真は、毎日通った道にあるティールーム Merveilleux のクリスマス飾り。来年は真似したい。ツリーには何も飾らず、飾りをツリーの脇に置く、という手法。

ここのおやじさんたちから「(ロンドンの)ベルグラヴィアに prachtig(=メルヴェイユ)なレストランがあるの。すっごくおすすめよ。ぜひ行って頂戴!」とメッセージ、もらった。ぜひ行ってみたい。
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東方の三博士タルトと年中行事








先週末のこと、ロンドンのラデュレに公現祭用「東方の三博士タルト」/galette des Rois(仏) driekoningentaart(蘭)があった。

あまりにうきうきしていたからだろうか、お店の人に「あなた方、フランスからですか?」と聞かれ、こんなにかわいい王冠を2種類4枚つけてくれた。王様になれるのは1人なのだが。
うちのアドニスにかぶってもらうとこんな感じ。
フェーヴは紫色のケーキだった。娘が当て、女王はわたしにヨーデルを歌うよう強要した(笑)。


ベルギーやフランスでは、1月6日に、東方の三博士がキリストの誕生訪問をしたことを祝ってこのタルトを食べる。ちなみにこの日が「クリスマス気分終了の日」で、ツリーを片付ける。
英国にはその習慣はない。
それでもマジパンの入った黄金色のパイを食べたいなあ、と思っていたら「フレンチ・パティセリー」では扱っていたのだ。うむ、英国でも和食材店には正月用のお屠蘇などが売られているのと同じことか。

翌日になってもパイがさくさくとしていて、とてもおいしかった。

ケーキ屋花屋などの贅沢品を商いする店はどこもラデュレのように別世界仕様で仕事をしてもらいたいものだ。


...



ベルギーにはあって英国にはない習慣、英国にはあってベルギーにはない行事...
ひとくくりに欧米とか西洋、国境を接していて同じタイプの宗教を奉っていても、風土、文化、習慣、ものや世界の見方、言語や歴史の影響などの差があちこちにあり、自分の「当たり前」がいかに世間の狭い話か気づかせてくれる。

他には例えばベルギーでは12月6日に(サンタクロースの原型になった)聖クラースの訪問を受けるが、英国にはその習慣がなく、娘をほろりとさせたほどだった。

こういうお祝い事を今後どの国ベースでするのか、厳密にとり行った方がいいのか、臨機応変にミックスでいいのか、それを考えるのがわたしの今年の課題のひとつ。
今のところ、お正月は折衷、公現祭でパイを食い、節分は豆まき程度でお茶を濁し、ひな祭りを細々と祝い、復活祭を大々的に祝い...という感じなのでで、いずれは子に文化を伝える立場になるであろう娘に伝えるのはこれでいいのだろうか、などと思ったりするので。

日本文化に関しては三越が出した「日本を楽しむ年中行事」という本を参考にすることもある。この本、海外在住の方におすすめです。
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the great fosters








クリスマスイブイブにリバプール方面から帰宅し、イブの朝にはベルギーから娘のゴッドファーザー一家が到着。
数日後、彼らをユーロスターまで送ったその足でThe Great Fostersへ。ここから毎日ロンドンへ出、ロイヤルバレエに終わりロイヤルバレエに始まった年末年始だった。

そして年が明けるや日本からベルギーから家族がやって来、娘の新学期が始まった今日、やっと正月気分が抜けた。



いや、正月気分が抜けたのは娘の学校が始まったからではないな...

検疫期間を終えた(正確に言うと、2011年一杯で英国入り前に6ヶ月と定められていたペット検疫が撤廃され、投薬後24時間で入国可能なように変更されたのだ。うちの引っ越しはタイミングが悪かったというわけ)飼い犬を迎えたからだ。
彼女には先天的疾患とその二次疾患もあるので、お互い新生活に慣れるのが大変なのである。

わたしは "foster" 。偉大なる、となるようがんばります(上手いことまとめたつもり)。

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london eye








London Eye 、なぜかしらおめでたい...

ずっと感じていた理由が今日分かった。

たぶん「独楽」に似てるからだと思う(笑)。


今年もどうぞよろしくお願いいたします。


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2012年








謹んで年始のご挨拶を申し上げます。


新しい年がみなさまにとって佳き年でありますようお祈り申し上げます。


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