goo

sept merveilles du monde








公私所用のために、夫がブルージュへ2泊帰郷していた。実家に泊まらずKホテルに泊まったのはなぜかと母親から苦情が出たそうだが。


現在英国のレジデンスカード申請中のわたしがブルージュに里帰りできるのはいつだろう。
ああ、これほどホームシックを経験するなんて。この世の不思議のひとつに数えてもよさそうなくらいだ。

そう。最近、Moet がブルージュの美しさを誉めたたえ散文詩でも書かん勢いなので、みなの笑いものになっているのだ。

「確かにブルージュは死ぬほど退屈だ、とは言いましたよ。でも汚いとか醜いとか言った覚えは全くない」と返すことにしている。何かを失った時にそれらの有り難さを気づかないのだったら、いつ気づくんだね。

Kホテルで毎年もらうカレンダーには、われわれのバアでの定位置や近所の馴染みの場所が満載だ。去年まではこのカレンダーはブルージュっ子たるうちの家族メンバーには何の意味もなかったが、夫が英国へ持ち帰った2012年度版はいちいちノスタルジーをかき立て、やるせない思いを残すのであった。

今日のタイトルは、世界の七不思議に数え上げられている古代建築物も、もう失われてしまっているこそのロマンがあり、ポエティックなんですよ、と言いたいのです。絶望的に下手な修辞ですが。



夫が撮影して来た上の写真は、毎日通った道にあるティールーム Merveilleux のクリスマス飾り。来年は真似したい。ツリーには何も飾らず、飾りをツリーの脇に置く、という手法。

ここのおやじさんたちから「(ロンドンの)ベルグラヴィアに prachtig(=メルヴェイユ)なレストランがあるの。すっごくおすすめよ。ぜひ行って頂戴!」とメッセージ、もらった。ぜひ行ってみたい。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )