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都市ガス復旧

2016年04月29日 21時35分59秒 | その他

今回の地震で4月16日に都市ガスが止まった。。。本日29日にガスが復旧しました。
正直、すごくウレシイ!!!、待ちに待った感じです。

まぁ独り身なのでいつでもかまわなかったのですが、流石に2週間も入浴しないと問題なので(笑)
お湯をやかんに沸かして水で薄めて髪を洗ったり、体も拭いたりしました・・・多くは水で我慢しましたが。

そして何年かぶりに・・・公共の温泉へ入りに行きました。
車で一時間かけて山鹿温泉へ、ここは入浴料金は無料。

家の近くにも家族風呂が2件ほどあるのでそこに交互に6回ほど・・・まぁ580円は必要経費か。。。
当然、ガスが復旧していない地元民が来るわけですから、凄く人が多い。建物の入り口に順番待ちしている人もいる。。。

これですね、日頃、順番待ちなど皆無の感覚ですから、慣れないです。
東京などの飲食店では並んでいる光景が普通にあり、私の感覚としては「並んでまで食べたくはない」って思う。
入ったら入ったで湯船は芋洗い状態です、湯船もちょっと濁ってるし・・・(源泉かけ流しではあります)
日頃しない経験が出来たと思えばいいのかも

まぁ必要に迫られての温泉でしたが、ガスが復旧したことによって
自由に入れる入浴生活が出来ると思うと嬉しくて仕方がありません(笑)

私が見た限りでは、福岡、大阪、京都のガス会社の車が来てあり復旧に全力を注いでいただいてると思うと。
入浴できるという単純な事で、凄く感謝します。

鑑定士と顔のない依頼人

2016年04月29日 02時24分09秒 | 映画



「ニュー・シネマ・パラダイス」のジュゼッペ・トルナトーレ監督作品。
原題が「べスト・オファー」なので心が温かくなるストーリーかと思いましたが、完全に裏切られました(笑)
DVDの裏書にも「美しくも切ない極上のミステリー」って書いてあるのに・・・。
なのにあの救いようがない終わり方なんて流石にヨーロッパのセンスっていっても後味悪いです。

結局はなに? 犯罪集団に騙された鑑定士の話? 


「天才的鑑定士」


「顔のない依頼人」 実際は天使の顔を持つ悪魔(笑)

鑑定士(オールドマン)が自分のコレクションの部屋(上部写真参照)に入った時が衝撃でした。
思わず声が出た。。。「うゎ!! マジですか!!」って。
いやいやいやいや・・・これはダメでしょう。。。
伏線はちょこっとありました、不自然な行動というか依頼人(クレア)が台所で電話するシーンなど。

まぁ興味がある人は観て下さい。
ただ、人間不信になるようなラストなので十分ご注意を。。。

迷信博覧会

2016年04月26日 22時56分00秒 | 書籍



内容は迷信の云われやルーツ、起源などの雑学本です。

迷信=人々に信じられていることのうちで、合理的な根拠を欠いているもの。

人に信じられていることには何らかの理由があってしかるべきなのに合理的ではないってのは矛盾していますが。
本来の意味や習慣、行事など時間が経つにつれて信じるということだけが残った。。。のが迷信みたいです。

内容的にはワールドワイドな迷信の紹介ですね。
特に気になったのは、「13日の金曜日」はなぜ不吉なのか?とか
「初夢の一富士二鷹三なすび」のなすびがなぜ縁起がいいのか?など。
なすびが縁起がいいのは分からないが、起源を知ると「なるほどね!!」って思う(笑)かなり衝撃的ですが。。。。

塩の魔術的な力など、これぞ雑学の知!!って感じです(笑)
それは相撲の塩まきから、浄化作用、魔力封じ、はてはダヴィンチの最後の晩餐でのテーブルの上の食塩など
起源を知ると物の見方が変わってくるという面白さがあります。

結構面白い雑学本でした。

ゴーン・ガール

2016年04月25日 22時30分42秒 | 映画



最近デヴィッド・フィンチャー作品ばかり観ている気がする・・・気のせいかな?

内容は、夫の不倫に激怒して自作自演の失踪を実行した妻の話。。。(多分大体あっていると思う)
しかし、これが複雑怪奇で一筋縄ではいかないいつものフィンチャー作品です(笑)

サイコサスペンスっていうジャンルなのだがよく分からない・・・
主人公の夫ニックも妻のエイミーも最終的に何がしたくて計画したのかがいまいち理解できない。
物語の着地点がよく見えないのでラストはハッピーエンドかバットエンドかも判断できず。。。

「観た人がそれぞれ考えてね」っていう久々のスタイルですね。

一つだけはっきりした事は、やっぱり妻のエイミーはサイコパスでした。
サイコパスって殺人を犯す犯さない、犯罪を実行するしないではなくて
自分が計画し、やったことを後悔しないのがサイコパスなんですね。

しかも最後には意味深なセリフが・・・

結局、夫婦を長く円満に続ける秘訣ってのはお互い良い夫、良い妻を演じるって事ですか?
そんな風に考えるとアメリカって先進的っていうかなんというか。。。

まぁ普通に面白いサスペンスでした。

裸足のピクニック

2016年04月22日 19時24分19秒 | 映画



「スイング・ガールズ」や「ハッピー・フライト」の矢口史靖監督、商業映画第一回作品。
チープで安っぽくて映画オタクが作りましたよ~って感じの作品ですが、これがまた超がつくほど面白い!!!
矢口監督作品って、段々と商業的に洗練されていったのがこの作品を観ればよく分かる(笑)

物語はごく平凡な女子高生、鈴木純子がキセル乗車がばれたことを切っ掛けに
怒涛の勢いで雪だるま式に不幸に巻き込まれていく・・・うーん、私が本当に観たかったものはこういう作品です(笑)
別にセットとか映画にかけた予算とか、役者のキャスティングは二の次でどれだけストーリーやシナリオが面白いかって事。
スコセッシの「アフター・アワーズ」やテリー・ギリアム作品も好きだし、やっぱり映画ってのはアイデアですね。。。

でもって主人公を演じた芦川砂織は完全な素人だったはず(ドトールか何かの喫茶店でスカウトされた)
考えてみれば信じられないシンデレラストーリーなんだけど・・・出たのはこの作品だけだと思う。
鈴木砂羽が同級生役で出ていたのは気づきませんでした。

今回なぜこの作品を観たかって言うと、人生どんどん不幸になっていく少女が最後には
「私、なにがあってもへっちゃらだよ!!へこたれないもんね!!」っていう漂々とした表情で終わるのが好きです。
なんという幸福感に満ちたハッピーエンドなんだろうか。。。

たまーに観たくなる作品でした。