デヴィッド・フィンチャーの作品。
観てみた感想ですが、フィンチャー版「犬神家の一族」でした。
まぁ物語の中の相関図っていうか登場人物の関係がややこしくて覚えにくいけど
引き込まれる映像っていうかスピード感ある展開に目が離せなくなりました。。。
DVDのあらすじにはオドロオドロしいキーワード「連続猟奇殺人事件」「ナチズム」「聖書のレビ記」などが並びますが
物語の流れ的には殺人事件は起こりません(笑)
過去にありましたよって事です(その殺人描写もない)
あったのは殺人未遂と交通事故での死亡、あと猫が殺されてたのは衝撃でした。
みどころはドラゴンタトゥーの女(リスベット)ですね、かなりエキセントリックな役どころですが
実はやさしさに飢えている女性像が描いてあります。
この作品の犯人は?っていうことはどうでもよくなって、このリスベットと雑誌記者(ミカエル)との関係や
リスベットの情報収集力など、ストーリーの事件性とは関係無い所がかっこいいです。
40年前に失踪した女性の真実は?ってこれはスウェーデン警察の怠惰ですよね(笑)
なぜ40年後に雑誌記者や天才的なハッカーが事件を解決してしまうのか・・・
ラストは悲しいですね、こんな終わり方をだれもフィンチャー作品に望んでないと思うのですけど。。。
私だけなのかな、こんな感情を抱くのは。