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迷路館の殺人

2016年06月30日 23時23分36秒 | 書籍



綾辻行人の三作目。

奇妙奇天烈な地下の館「迷路館」。
招かれた四人の作家たちは莫大な賞金をかけて、この館を舞台にした推理小説の競作を始めるが
それは恐るべき連続殺人劇の開幕であった・・・

もう三作品目となると耐久性がついて驚かないのですけど・・・
この状況での閉塞感や息つまる緊張感と恐怖感はやばいです(笑)

ギリシャ神話の怪物や人物、ミノタウロスやアリアドネ、ミノスとダイタロスなどをモチーフに
読者が迷路に迷い込んだ錯覚に陥ります。。。

だいたい地下に作った迷路館ってなによ!!(笑)
どこにも逃げ場がないじゃん。。。

またもや37歳の自由人(推理小説マニア)の島田潔が驚くべき推理力で真実を解決するのですが
ちょっと都合が良すぎる部分が多くて、逆に笑ってしまう。

まぁ最後の最後まで気が抜けないミステリー作品でした。
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水車館の殺人

2016年06月27日 21時52分05秒 | 書籍



綾辻行人の二冊目。

前作の「十角館の殺人」と比べて、こっちの作品がよりクローズド・サークルになっていて緊張感がある。

建築家、中村青司が建てた岡山の山奥にある「水車館」。
そこの主人、藤沼紀一は一年に一度、父親の絵画コレクションを公開するために
関係者を館に招待するのだった・・・

この作品もすんなりと面白くて一気に読んでしまいました・・・

まぁネタばれしませんが、物語のキーポイントはこの館が「中村青司」の建築物であるという事。
もう、これが前提でなければストーリーは進行しないと思う(笑)

でもって大分の寺の息子の島田潔が素晴らしい推理力で事件を解決します。
しかもこの島田潔は単なるミステリーファンであるって立場なので違和感が半端ないんですけど(笑)

一つの疑問は、この題名になっている「水車館」の水車の役割が単なる電源供給や生活水に利用されているだけで
事件とは直接には関係ないことになってます。だったら水車館にする必要は無かったんじゃないの
(単なる読者の疑問ですので、スルーしてください)

次は「迷路館の殺人」をチャレンジしてみます。
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十角館の殺人

2016年06月19日 20時18分01秒 | 書籍



初めて綾辻行人の作品を読んでみました。

長編は基本、苦手なのですがネットの評判に偽りなしの読みやすくて凄く面白い作品でした。

大分県の海に浮かぶ孤島・角島に大学のミステリ研究会の学生7人がやってきた。
宿泊先は建築家・中村清司が建てた十角館という建物。その建物で学生たちを襲う連続殺人・・・

小説版「金田一少年の事件簿」ですね・・・
いや、元々こっちが元祖なのでしょう(笑)

これは完全にアガサ・クリスティーの「そして誰もいなくなった」が元ネタです。
むしろオマージュっていうかリスペクトっていうか・・・(笑)

こういうクローズド・サークルのミステリーってマジックのテクニックに似ていると思います。
見えるものが見えなくなっていたり、見えないものが見えていたり・・・
落ち着いて考えると分かるんだけど、慌てたり緊張したりすると理解できないって事ありません?
綾辻さんは、人間心理を描くのが凄く上手いと思う。

喜国雅彦のカバー装画も作品の世界観をよく表していて、すんなり小説の世界に入り込むことが出来るのも
凄く好印象な作品だと思います。

次は「水車館の殺人」を読む予定です。
コメント (2)
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