MASTER PIECE

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ハウス

2015年03月27日 19時23分47秒 | 映画



久しぶりにゆっくりとDVD鑑賞、大林宣彦監督の商業映画第一弾作品。(1977年)

これがまた・・・独特の世界観、チープな美術や映像技術、ちょっと恥ずかしい70年代女子高生の会話など・・・。
正直言って「楽しいです!!」(笑)
まぁ面白いっていうか映像センスにはまるっていうか。。。こんな日本映画があったのか?ってほどの驚きと感動。

あのですねぇ~・・・ホラーなんです!!ホラーとファンタジーと青春物語と語り継がれる記憶の物語。
映画って楽しく、面白く、みんな我を忘れて観て下さいっていう監督のスタンスや愛情がヒシヒシと伝わる。

7人の女子高生がハウスの餌食になります。
井戸に食われます、布団に食われます、ピアノに食われます、電燈に食われます。
むかし、ルーマニアかどっかの国で処女の血を飲んで若返りしていた貴族の女性がいましたが、そんな感じ(笑)
でもってなぜそんなことになるかっていうと、一人の女性の悲しい想いが死してもなお妖怪化したっていう事です。

はっきり言ってセンスが抜群に良いと思う。

主人公(オシャレ)の部屋の中にアンドリュー・ワイエスの「クリスチーネの世界」の絵があるのは伏線なのかな?
映画のポスターも世界観としては似ているし・・・

凄く楽しめた作品でした。

ビート

2015年03月23日 22時04分26秒 | 音楽



本日、福岡天神のタワーレコードで購入してきたクリムゾンの「ビート」。

昔から名前だけは知っているけど未聴のアルバム作品は数多く在りますが。
怖いほどのインパクトと完成度の高さ!!!  

えぇ・・・キング・クリムゾンがロックミュージックの可能性を無限に広げた伝説的なバンドだとは知っています。
自分が食わず嫌いだったとちょっとびっくりする(反省する)音楽的テクニックの高さと完成度の高さ・・・

なるほどね、プログレっていうのは何たるものか?って事がよく分かります(笑)
シンプルかつ意味深な「ビート」という作品名。
イメージとしてはアフリカや中近東の民族音楽を現代風にしましたっていうコンセプトなのかな?

ネットの評判はあんまり芳しくないし80年代クリムゾンは話題に上がりませんが・・・
どうなんだろう・・・私の感性がズレているのかも?

私的には30年以上前の作品とはとても思えないし今聴いても全然新鮮に聴けました。

ロバート・フリップの頭脳っていうよりもエイドリアン・ブリューの天才的音楽センス恐るべし・・・っていったところかな。

小説 そこのみにて光輝く 

2015年03月23日 19時57分44秒 | 書籍



小説も読んでみました。

映画版「そこのみにて光輝く」は達夫の物語のようで実は千夏の物語であったのに対し
小説版「そこのみにて光輝く」は千夏の物語ではなく達夫の物語でした・・・。

それは個人の価値観がそれぞれ違うように、視点や共感する部分が違うと言う事が前提であり
その「違い」が同じになり二つの魂が邂逅するっていうのがこの作品の醍醐味って言うか感動する部分なのだけど
正直に思ったのが、映画作品は最終的に救われるイメージで小説はなんとももやっとしたイメージです(笑)

小説の感想としては達夫は「やっぱりどうしよいうもない人間」感が大きくて
「えっ・・・こんなんだったっけ?」って思った(笑)

うーん、やっぱりすっきりしない小説でしたね。
興味があったら迷わずに先に映画作品を見ることをお勧めします。

チェイシング・イエスタディ

2015年03月18日 23時12分28秒 | 音楽



ノエル・ギャラガーズ・ハイ・フライング・バーズのセカンドアルバム。

正直言って1曲目の「リバーマン」でグッときた!!!
2曲目の「イン・ザ・ヒート・オブ・モーメント」のアレンジの秀逸さと乗りの良さにビックリ!!!
6曲目のプログレテイストも全然悪くないし8曲もかっこよいロックンロールですね~。

思っていた以上の出来のよさです・・・(笑)
さすが元オアシスのメロディメーカーですね

良くも悪くも英国のビートルズからの流れを汲むブリティッシュロックのお手本みたいな作品。
確かに前作よりはバラエティに飛んでいて吹っ切れている感じがする・・・

口は悪いけど凄い人・・・そんな感じです(笑)

懐かしい。。。

2015年03月12日 22時33分21秒 | その他

福岡はM氏の事務所に訪問。

膨大なコレクションの一部を見せてもらいました・・・





見て下さい!!! CDには無いLPレコードの圧倒的な存在感!!!







このひねくれたキースの横顔がなんともカッコいい!!!







今の若い人はこれが昔の音楽ソフトだとは思わないかも・・・? そこまではないかな(笑)