杉浦日向子さんの百日紅を読んでみた。
切っ掛けはネットでたまたま見た葛飾北斎の娘、お栄(応為)の作品を知ったことでした。
葛飾北斎は知っていても、娘も有名な浮世絵師だったなんて・・・
しかも父親よりも技巧派で現代のイラストレーションにも通ずる構図と色彩の妙・・・
たしかにため息が出るほどの凄い浮世絵。
でもってその北斎とお栄の江戸の生活を描いたこの作品ですが。
読んでいると、江戸時代の生活もいいのかなぁ~って思えてくる(笑)
作品自体は不可思議な話や、死生観の話、艶っぽい風俗の話など、父娘を中心に展開する
なにかこう、ふわっとした掴みどころが無いようなあるような・・・
でも印象にのこる不思議な作品。。。
たまには漫画も読んでみるものですね。