MASTER PIECE

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戦場のメリークリスマス

2016年01月23日 17時09分26秒 | 映画



やっと観ました、戦場のメリークリスマス。
なんでしょうねぇ~ラストにやっぱり泣いてしまう。。。

ジャワ島の捕虜収容所で起こる男たちの友情と愛情と何か分からないけどいー話!!(笑)

大島渚の世界観が見事に映像化されているので、ある意味、思想的っていうか文学的っていうか・・・
正直、見事な男の世界です

よく言われるのがホモセクシャルな作品という事なんですが。
それぞれに美しい男たちという事、中身も外見も独特の美学で撮っているので、嫌悪感はありません(笑)

まぁ戦争には正義も悪もなくて、それぞれが戦争の犠牲者なんでしょうね。
時代が悪かったとでも言うのか、ラストの原軍曹が「軍兵として皆同じ事をしてきた・・・」との言葉。
自分がやってきたことは特別でもなんでもないのですと言っている。

「昨日の敵は今日の友」と言う言葉を思う、支配している人間が、明日に捕虜になるっていう戦争の残酷さ。。。
無常ですね・・・

ラストのあのセリフの真意はなんなのだろうか・・・
劇中では原軍曹はお経を読める仏教徒のはずなのだが、戦後にキリスト教に改心したって事?
それでローレンスに助けて欲しいと言ったのだろうか、助かることがないと分かっているのに、凄く悲しいです。
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ボブ・ディラン ライブ1966 

2016年01月22日 13時39分01秒 | 音楽



東京で買ってきたCDです。
題名が「ロイヤル・アルバート・ホール・コンサート」となっていますがウィキで調べると
実際は1966年5月17日イギリス・マンチェスター、フリー・トレード・ホールでの演奏が正解との事。

えっ、どゆこと???

ブートレグ(海賊盤)が元々の音源で、音源の場所を間違えて海賊盤として出したものらしい・・・RAHとして。
じゃあ公式盤にする時にFTHのコンサートとして変更して出せばいいものなんですけど。
それだけRAHのライブとして評価、認識が大きかったのか。

本当はFTHのコンサート音源なのだが名前がRAHコンサートとなり、公式盤のシリーズがブートレグ(海賊盤)って・・・
もうなにがなんだか・・・

通して聴いてみましたが、やっぱりいいですボブ・ディラン。

聴き所はラスト2曲の「やせっぽちのバラード」から「ライク・ア・ローリングストーン」の流れ。。。
ディランのキャリアっていうかポップ・ミュージックの歴史的瞬間。。。

観客の一人が「ユダ!!」(裏切り者)と叫ぶと周りから笑いと拍手が起こる。
それに意を介さないようにディランは「お前なんか信じない!!、嘘つき野郎!!」との返し。。。
痺れます、カッコ良過ぎて(笑)

多分、フォークからエレキギターに変えたのをフォーク時代からのファンに野次られたのでしょう。
(裏切り)っていうほどだから、ディランに裏切られたと感じるほどの大ファンに違いない・・・
そしてラストの「ライク・ア・ローリングストーン」渾身の演奏。

やっぱり60年代のディランが一番カッコ良いですね。
今年一番に買ってよかったCDです。
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アトムの最後

2016年01月17日 16時17分34秒 | 書籍



東京の中野で購入した文庫本。

手塚治虫の恐怖短編集の中に「アトムの最後」という短編が非常に後味悪い・・・
まさに恐怖な短編集でした。

後書きにもありましたが「アトム=ヒューマニズム」と勝手に思い込みがちですが
「ロボット=人間の役に立つ科学」という常識を覆す作品ですね。
こういうブラックユーモアっていうのは藤子不二夫の短編集にあった「ヒョンヒョロ」や「流血鬼」に似ている。。。
表紙のアトムの表情も怖いです。。。

未来の人間は優秀な遺伝子を保管されており、試験管から生まれてくる。
それを管理しているのはすべてロボットであり、子供を育てていた。
成長した人間はロボットの娯楽のためにコロシアムで人間同士の殺し合いをさせて楽しんでいた。
その真実を知った青年の丈夫(たけお)は幼馴染のジュリーと逃亡する。
ロボット博物館に保管されていたアトムを再起動させ二人は助けを求めるのだが。。。

完全にロボットに支配された世界ですね。
ロボットの発展や進化が必ずしも幸せな未来をもたらさないという強烈なメッセージ。
さすが手塚治虫ですね、社会的風刺とかペシミズムっていうか只者では無い(笑)
どんなに科学が進歩してもそれを使う人間のあり方っていうことかも。。。

さて作品の中のアトムですが、やっぱり「アトム=ヒューマニズム」で最後まで人間の味方でした。
そこまであってのラストの主人公の行動はやっぱり後味が悪いです・・・

だれも救われない、久しぶりに気持ちが落ち込んだ作品でした。。。
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イニシエーション・ラブ

2016年01月15日 02時10分23秒 | 映画



ネット動画で観ました。

感想ですが、もう松田翔太が出てきたところから大体のネタは分かりました。。。
そんな簡単に分かってしまったらこの先楽しめないなぁ~と思いつつ・・・まぁ2回も観る必要は無いです。
それほど分かりやすいネタばれに仕上がっている作品ということかも・・・

物語うんぬんよりも木村文乃の洗練された都会的な女性像に目が行ってしまう。
そんな都会の女性でも恋愛にはちょっと古風な告白の仕方っていうか、また積極的にホテルへ誘うシーンなど
どういう人物像か分からないたしかに変な女性です(笑)

一方の前田敦子は上手い具合に田舎っぽい女性像ですね。
明らかに女子力を武器にしている感じがする、まぁ最終的には私が全部において主役でしたって作品なのですけど。。。

あぁなるほどね、そうくるかっていう感想です。
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ジャイロスコープ

2016年01月13日 22時32分45秒 | 書籍



東京観光中にほぼ読み終わりました。
伊坂幸太郎はこれで6作品目ですが、日常性の中にある意外性と巧みなストーリー。
やっぱり面白いですね。

「浜田青年ホントスカ」は「アヒルと鴨のコインロッカー」を思い出すし「ギア」は得体の知れない生物の侵略に
気持ち悪いが世界観に引き込まれる・・・

「二月下旬から三月上旬」は普通に考えるとネタばれはあれなんだけど・・・普通に考えていいんだろうか?
「ファイトクラブ」や「ザ・フー」のアルバムを伏線にしている時点で分かるのだけど。。。。。

「if」っていう作品は、ある事件を後悔するサラリーマンの葛藤と新たな決意が奇跡を起こす・・・って
まさに「if」ですね(笑)

「一人では無理がある」はファンタジーの要素を取り入れながら現実的な会社形態って・・・(笑)
結局はクリスマスには奇跡が起こるっていうこと? いいですねこの話が一番好きです

「彗星さんたち」は新幹線清掃員の話なのですが、不思議な事は何も起こらないけど世間話の面白さっていうか
そういう事に引き込まれてしまいます。よくこんなシュチエーションでストーリーを考えるものですね。

「後ろの声がうるさい」は今までの作品の集大成っていう作品ですね。
ほろっと切なくて心が温かくなるストーリーでした。


次は長編を読みたいと思います。
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