MASTER PIECE

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1984

2014年06月24日 22時26分56秒 | 映画



久々にDVD観ました、ジョージ・オーウェルの【1984】です。

1948年の作品題名が36年後の1984年なのですが・・・
実際の1984年はこんなだったかなぁ~って感じです(笑)

世界大戦後の核の恐怖や不安定な世界情勢の元で書かれた小説なので
物凄くネガティブでディストピアな作品でした。

核戦争後のロンドンでは独裁政権で何故か管理社会になっていて
個人の部屋の中まで監視カメラがあり、密告者あり秘密警察あり・・・
イメージとしては極端な社会主義国家ですね。

その中で一組の男女が惹かれあい、密会する内に地下組織の存在を知ってしまって
今まで国家に不満を抱いていた男女はレジスタンスとして活動するのだが・・・

結果は分かると思います・・・はい、想像通りです。

正直、なんて絶望的なんだろうか・・・。

洗脳と管理社会と個人意思の否定って・・・
あまりにも酷いんで、観たのをちょっと後悔しています(笑)

ノルウェイの森 (文庫)

2014年06月16日 22時50分42秒 | 書籍



初めて「ノルウェイの森」を読んでみました。

現在までもっとも売れている文庫の一つという事ですが、今まで読む機会がありませんでした。
(実際は映画作品を観て、少しは知識を得て読んだ原作という事になります)

まず、小説の構成が主人公、わたなべ氏の回想録だという事。
その回想物語は小説の終わりまで続く、37歳のわたなべ氏が17年前に体験した
ほろ苦い思い出であり、忘れられない思い出でありながら、ビートルズの「ノルウェイの森」のメロディで
いつものように感情を混乱させ揺り動かすほどの、出来ればあまり思い出したくない思い出である

物語はわたなべ氏が18歳の時に大学の学生寮から始まる・・・
彼は東京も一人暮らしも初めてである神戸から出てきた大学生。
彼の東京での生活理由は「すべての事から距離をおく事
これって大学生活で未来の自分を模索するような希望や展望とは違う次元であり
「とりあえず」っていう理由なところがわたなべ氏のちょっと冷めた目線であり
日本の激動な時代背景としてはとてもクールで異質な人物像であるのがよく分かる。

全体的な印象としては主人公と関わった人物たちとの残酷な青春群像劇ですね
残酷でもあり感傷的であり、ノスタルジックな深い愛情の物語。
でも青春って元々、こういう迷宮みたいな不安や悩みとか
非常に馬鹿馬鹿しい事が青春の本質であったりするわけで・・・
あとは、愛情のすれ違いだったり、欲望の正当化だったり
悩んだり迷ったりする主人公にとっても感情移入出来ます。

ビートルズの「ノルウェイの森」の副題が「小鳥は去った」なので
小鳥は直子で去ったとは亡くなったとの解釈でしょう。

最後のレイコさんとの邂逅はとても印象深いです。
凄く感傷的な終わり方で、浄化作用っていうかカタルシスを感じる文章表現で癒されますね。
上巻の最初の言葉が「多くの祭りのために」なので
音楽で直子の葬式をしたってのが「多くの祭り」っていう意味なのか・・・

久しぶりに深く深く入り込んで読めた小説でした。
正直言って村上春樹の小説だという事を考えなくても、良く出来た印象深い文学であることは間違いないと思う。

最後に映画の話ですが、原作のエピソードを上手いこと表現していて
原作の雰囲気をよく引き出している映画作品ですね。
トラン・アン・ユン監督なので日本人の感覚とは違う不思議な映像が印象深いです。

次は「海辺のカフカ」に挑戦しようと思います。

禁煙

2014年06月09日 21時51分07秒 | その他

久しぶりに記事更新します・・・

前の記事から24日目にやっと更新ですね、もう6月も半ばになりました。

生活の変化として4月25日から禁煙しています・・・・やっと一ヶ月過ぎましたが無事に成功中です。

禁煙の理由としては、やっぱり健康です。
生活習慣なんて、簡単には変えられないもの・・・だと思い込んでいました

禁煙してみて思ったのは、意外と簡単に変えられるっていう事です。
「禁煙なんて無理」って・・・勝手に思い込んでいました。

一ヶ月しての変化としては、偏頭痛がなくなりました。これは止めて100%ですね。
あとは、食事が美味しくなる・・・って話はよく聞きますが。
実際には味覚が敏感になった分、どの食材も美味しいとは思えないです(笑)
まぁよくもこんな食べ物を好んで食べていたものだと・・・

一番美味しく思えるのは、レンコンとごぼうのキンピラですね(笑)
特にレンコンは非常に美味しいです・・・あの食感と満腹感で低カロリー。(肌荒れにも良い食材です)

あとは寝つきが早いですね(笑)落ちるように眠ります・・・漫画みたいですが本当にそうです。

あとですねぇ~たまにパチンコなど行きますが、これも徐々に止めれそうです。
タバコとパチンコはセットなのですが、タバコを止めたら行く気力も無くなりました。
多分、パチンコに行くのはギャンブルとしてではなくて、気晴らしの部分が大きかったんだと思います。
タバコを吸いながら・・・リラックス出来る場所が、「パチンコ店」だったのですね。
(結果、タバコを止める=パチンコも止めれる)

こう書くといい事尽くめになるんですが。
実際に食材や食事代も厳選するので余計なものを買わないしお金もあまり使わない。
もちろんタバコ代もなくなりました。

一番イライラするのが・・・美味しそうにタバコを吸う人を見るときですね。
その時は「俺って止めたから関係ない・・・」って思うようにしています、至極当たり前ですけど(笑)