MASTER PIECE

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BOLERO

2013年04月30日 00時17分38秒 | 音楽



20代半ばの頃、仕事のストレスや、不規則な生活で不眠症に悩まされていました。
薬局で睡眠導入剤を買っていましたけど、朝がきついのでもっと良い方法は無いかと
色々調べてヒーリング・クラッシックCDに切り替えようと思い
はて?どういうものがいいのだろうか・・・と、タワレコの店員に紹介してもらったのがモーツアルトのCDでした。

あと、なぜか店員さんの趣味?でラヴェルのボレロを薦められたので購入しました。

結果、これは睡眠には向きません(笑)

ヒーリングミュージックというのは単調なリズムとα波の分泌が関係しているらしいので
このボレロは徐々に興奮状態→ハイになるんですよね(笑)

私のネームはこの楽曲が凄く好きになったので利用しています。

しかし、趣味で利用価値が真逆なCDを薦める店員は失格です(笑)

あと、このCDのジャケットはとってもアートしていて大好きです。


2013年04月29日 22時41分08秒 | 音楽



レッド・ツェッペリンの4作目の作品。
便宜上レッド・ツェッペリンⅣとか「フォー・シンボルズ」と呼ばれていますが。
実際にはアルバム名は無くて「無題」のアルバムらしいです・・・
だからバンド名も題名もジャケットにはないですね。

洋楽を聴きだしてもう30年以上経ちますが、色々な洋楽を聴いてきた中で
最終的にはこのアルバムか、ビートルズの【レット・イット・ビー】に淘汰していく気がします・・・

このアルバムには、私の青春、記憶の中の人達、友達、初恋、家族、興奮、希望、哲学、音楽の素晴らしさ
感動、悲しみ、十代の頃に観た風景、色々な不安や苛立ち、若くして自殺した友達の思い出、事故で死んだ旧友
笑った事、泣いた事、馬鹿騒ぎした事、そして実際にコンサートで観たペイジ&プラントの鳥肌が立つほどの高揚感。
数多くの人生のエッセンスが詰まっています・・・

この前、ショッピング・モールにDVDやCDを買いにショップに立ち寄った時に
何気なく洋楽CDを物色していたら、多分高校生の女の子がこのCDを手に取って見ていました・・・
なにか凄く選んでいるようでしたので、無粋と思いながらも横から「それ、いいですよ、私はお気に入りです」って言ったら。
「えっ、やっぱりいいんですね、これ」「楽器かなにかやるの?」って聞いたら、「えぇ、ギターですけど・・・」
「ペイジ、好きなんですか?」「はい、ハードロックが好きなんですけど、昔のやつも聴いてみようかな、なんてね・・」
「私はそれ聴いて人生が変わりましたよ、悪い方にですけど(笑)」って言ったら、笑ってくれました・・・(笑)

そんなことはさておいて・・・

やっぱり良いです、この作品はいつ聴いても新鮮で新しい感動を与えてくれる
私の中では音楽のジャンルを問わず一番好きなアルバムです





夕凪の街 桜の国

2013年04月27日 00時51分40秒 | 書籍



BOOKOFFにて400円でしたので購入。

かなり有名な漫画作品だそうですけど、今まで知りませんでした。
ほのぼのとしたやさしいタッチの画風ですけど、とても悲しくて切ないお話でした・・・

戦後10年たった広島での一人の女性と、現代の遠い親族の女性の話ですね。
特に前半の(夕凪の街)は涙が止まりません・・・・ちょっと駄目です、こんな切ないストーリー。

こういう過去と現在の家族関係の話は、【嫌われ松子の一生】を思い出します。
嫌われ松子は数奇な人生でしたけど、これは主人公の皆実が原爆後遺症で死んでしまう話なのですが
松子は「人生楽しめたじゃん・・・」っていう感想ですけど、(夕凪の街)は生きたいのに生きることが出来なかった
主人公の祈りの感情がとてもせつなくて・・・

「ひどいなあ、てっきりわたしは死なずにんすんだ人かと思ったのに ああ 風・・・・夕凪が終わったんかねえ」

作品自体は35ページのほんとに短いですけど、テーマもメッセージも主人公の心情もよく表現されていて
とても感情を揺さぶられる作品でした。


エヴァンゲリヲン新劇場版:Q

2013年04月26日 22時37分57秒 | 映画



DVDでやっと観ました・・・

私はテレビ版のヱヴァは全部観て、賛否両論の劇場版も観て
あぁ~これが社会現象を引き起こしたアニメか・・って思ったけど。
新劇場版となると、この作品の前の【破】を観ましたが、あぁ~まったくの別の世界のストーリーだなぁ~と・・・
だって、テレビ版ではネルフは崩壊して、ミサトもリツコも死んで・・・って生き残ったのはシンジとアスカなわけで。

でもこの【新】になっても大体の流れ的には同じで世界の終焉に向かっていくんだろうなぁ~と思う。
よく考えると暗い未来の世界観のアニメ作品ですね、デストピアの世界。

このQで前作よりも14年後の世界なので、もちろん登場人物も年をとっているのが斬新っていうか面白いです。
そうすると、シンジもアスカも28歳ですね・・・(笑)
たしかにアスカはちょっと大人っぽくてセクシーでした。だからシンジをガキ呼ばわりしてましたね。
レイは元々クローンなのでそれはいいとして、カヲル君はどっちなんだろう?ずっと学生服着てたけど・・・

結局、ゲンドウの独裁的な人類補完計画に嫌気がさした元部下の反乱があってネルフが解体したって事ですね。
事情を知らないシンジは・・・まさに浦島太郎状態です(笑)

次回作も楽しみになりました・・・どう納得いくように終焉させるのかって事が気になります。


WAR

2013年04月20日 02時30分36秒 | 音楽



なんとなくiTuneで全曲聴いてしまいましたので感想でも・・・

U2は洋楽を聴きだした時からリアルタイムで聴いてきたバンドですね。
正確にはこの後のライブアルバム【under a blood red sky】からなんですけど・・・
この【WAR】という作品、とても思い入れがあるアルバムです。

それまではアメリカンな洋楽・・・たとえばビリージョエル、イーグルス、マドンナ、ホール&オーツなど
洋楽としてはどれもメジャーで一般的なほうが好みでしたが、友達が買ったLPレコード【WAR】の衝撃が強くて。

「なっ、なんてカッコいいんだ!! こっ、これだ!!本当の意味で聴きたかった洋楽は・・・」
もう当時としてはかなりのカルチャーショックでしたね。(笑)

今回、聴いてみての正直な感想ですけど・・・

かなり荒々しくて洗練された作品とは言い難いですが
なぜでしょうか・・・もの凄い情熱と音楽に対する真っ直ぐな姿勢を感じるんですね。
そんな音楽から・・・ましては英語の歌詞から日本人が分かるはずが無いじゃん・・・て、それも正論ですが(笑)

未聴でしたらまぁ聴いてみてください、やってる音楽はストレートなロックですけど素晴らしい作品ですので・・・