20年ぶりにDVDで観ました。
阪本順治の鮮烈なデビュー作品にして赤井英和の半自伝的映画作品。
若いときに観たこの作品を再見しましたが、まぁ泣ける。。。(笑)
ストーリーの基本は日本版「ロッキー」なのですが、舞台は大阪なので所々に大阪の笑いと人情的な人々のつながりがあって
ほろっとさせたかと思うと、コテコテの笑いもあって、まぁ~熱い熱いボクシングに懸ける男の情熱物語ですね。
題名の「どついたるねん」ってのは主人公が自分自身を「どつきたい」のでしょう
どついてまでも情熱を懸けることが出来る人生って・・・とても素敵です。
ラストは元自分のジムの練習生、清田と4回戦の試合をするのですが
ここからが怒涛の感動と号泣のシーンでした(笑)
ボクシングでの勝敗はもう主人公にはどうでもよくて、自分が挑戦を諦めない尊さっていうのか
自分のスタイルや信念を貫き通すっていう美学が描いてあり、観ていて本当に感動しました。
邦画のボクシング映画としては一番好きな作品ですね。