MASTER PIECE

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ライフ・オブ・デビッド・ゲイル

2016年04月19日 16時52分57秒 | 映画



せっかくなので部屋にある未見のDVDを観ました。

ちょっと強烈でしたね、アラン・パーカー作品の中でも「うゎぁ~っ」ていう終わり方。
直訳すればデビッド・ゲイルの人生ってなるが・・・。

雑誌記者ビッツィーは死刑囚デビッド・ゲイルに指名され、死刑執行の3日前に彼のインタビューを行うことになる。
死刑執行反対派の大学教授だったデビッドは、レイプ事件で大学を追われた後
元同僚の女性コンスタンスを殺害した罪で死刑を宣告されていた・・・

なぜデビッド・ゲイルの人生なのか? なぜデビッドが大学の哲学講師なのか?
なぜ雑誌記者ビッツィーに自分のインタビュー記事を書かせるのか?
伏線を張り巡らせ最後の最後に見事回収してしまう、ある意味恐ろしく計算された作品でした。

この主人公デビッドと同僚のコンスタンスの関係は純愛なのだろうか、それとも一つの信念につながれた絆なのだろうか。
アメリカのテキサス州は全米でも死刑が多い州だそうです、そこで死刑制度に鋭くメスを入れるメッセージ。

しかし強烈なのはラストに尽きる・・・
観る側は知らなくてもよかったであろう真実を知るというのが後味悪い・・・
最初、バッドエンドと思いきや少しハッピーエンドに持っていくアラン・パーカーの手腕というかセンスというか。。。

まぁ良くも悪くも忘れられない作品になりました。