門脇麦の主演作を観てみました。
前回の「愛の渦」は非常に魅力的でしたが・・・今作品は完全に関わりたくない女(笑)
修士論文の為に無作為に選んだ人物を尾行して哲学的な考察をするって・・・なんだそれ?
尾行されたほうはたまったものじゃないよね。
しかし物語り自体が哲学的過ぎてよく分からない方向に進んでいっている。
これはもしかしてポール・オースターの「幽霊たち」みたいな話なんだろうか。
人間が成長するうえで自分らしさやアイデンティティーっていうのは他人を通して形成されるものです。
尾行という行為が他人の擬似体験であり、欲望を満たす秘密の行為であるので
主人公の過去とか空虚な気持ちとかもなんとなく分かる気がする。。。
作品自体は正直、よく分からないです(笑)なんとなく分かった気がするだけで
「これはなんなんだろう。。。。」っていう感想。
主人公もセリフが少なくて、目の動きだけで表現する演技っていうのが伝わるのですが
登場人物の誰一人として感情移入出来ません。。。。(笑)
まぁ門脇麦が持っている魅力の半分も出ていないのがとても残念です。。。