MASTER PIECE

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紀子の食卓

2012年01月28日 23時38分38秒 | 映画



この作品の何が現実で何が嘘なのかよく理解できないままに観た159分でした。
扱っている題材は家族、家出、自殺と重いテーマばかりで
園子温監督が撮った【世にも奇妙な物語】でしたね。

家族=虚構というのは余りにも飛躍した解釈ですが
実際にこうゆう商売も現実として有るなんてニュースを聞くと
家族の幸せ=自分を演じている時が本当の幸せを感じる時なんて解釈もありえる・・・

うーん、園子温監督の鋭利な刃物のような作品です。

ラストもよく分からない解釈です。
紀子は元に戻って、妹のユカが姉の意思を受け継いだってことか?

家族をテーマにしていてこれほど虚しく感じるのは
わざとそうゆう風に作ってあるのが監督の意図なのかな?
そうだとしたら日本映画にはあまり無い、とっても衝撃的な作品ですね。

茶の味

2012年01月28日 03時07分51秒 | 映画


【鮫肌男と桃尻女】や【パーティー7】の石井克人監督作品。
これらの作品のアメコミみたいなストーリー展開とギャグとは一味違うホームドラマでした。

ゆるーい展開とシュールな映像と絶妙な笑いのセンスに加えてホロっとするラストの落とし方。
うーん、面白い・・・好きです、こうゆう作品。

よく観ているとSMAPの草剛も出ていたね、かなり分かりづらいカットですが・・・

特に大きな出来事も無く、日常の切り取り風景の中に家族のそれぞれのエピソードが展開していて
観る人にとっては【退屈】の一言で終わってしまうかもしれません。
こうゆうほのぼの系の作品はどれだけ登場人物に感情移入出来るかどうかで評価が別れてしまいますね

私は全然OKでした。


東京一人旅 2012 その他の写真

2012年01月27日 16時43分14秒 | その他



誰も私を知らない土地で
交差点の中に立ち止まってみれば
痛いほどの孤独を感じると共に
自由気ままである事が
とても心地よく感じる・・・


【ヴィルヘルム・ハンマーストイ ピアノを弾く妻イーダのいる室内】

この絵から孤独感を感じてしまうのは、私だけでしょうか・・・



もう一度行ってみたい東京名所でした。


東京一人旅 2012 ③

2012年01月26日 00時57分56秒 | その他

3日目は神田神保町へ。



16店舗の内11店舗が書店って・・・
ちなみに8楷へは断じて行ってませんから(笑)



壁にも本を展示している・・・盗まれたりしないのか心配です・・・



ここで文庫本2冊購入しました。
本の定価700円と560円でしたが別段安くない・・・
古本=安く販売では無いんですね。
本の価格は貴重であるかどうかの問題らしい・・・



東京駅へ行って地下のラーメンストリートへ。
予定していた【六厘舎TOKYO】へ行くと大行列で諦めました・・・


【麺処 ほん田の特性醤油らーめん 950円】

東京の醤油はどこも美味しいです、豚骨らーめんみたいにクセがなく
とってもあっさり系で食べやすい。


【本の自動販売機】

こうゆうのも有るんですねぇー
ここで購入する人は書店に行く時間がない人かな。
地下鉄の構内に有るって事は忙しい人の為なんだろう・・・

今回の旅で映画のDVD7本、CD2枚 文庫本5冊購入しました(2冊は古本)
本好きの人間にとっては東京の環境は天国です・・・
DVDは10作品ほどピックアップしていたんですが、その内購入出来たのが3枚。
映画ファンとしては今更、アンドレイ・タルコフスキーやミヒャエル・ハネケなんて言っても
中々手に入らないですねぇー(貴重なものは競争率が高いです)
再発を待つのか、アマゾンで探すか・・・

5ヶ月ぶりの東京でしたが前回は仕事でしたので3時間しか時間が無かったので
今回は贅沢に時間を使わせてもらいました、でも想像していたより寒い旅になりました・・・




東京一人旅 2012 ②

2012年01月26日 00時22分29秒 | その他

2日目は上野の国立西洋美術館へ。

こうゆう美術館などへ行って実際に見て回るのがとても好きです。

美術館は撮影禁止だと思っていたのですが
一応ルールを守っての撮影はOKでした。

① 常設展示品であること(特別展示品はNG)
② フラッシュを使用しない、三脚や固定具を使用して撮影しない。
③ 観覧者の邪魔になるような行為をしない。
④ 撮影した写真を営利目的で使用しない。


【カルロ・ドルチ 悲しみの聖母】

インパクトあるブルーのベールを纏う聖母マリア。
とても神々しい絵でした。


【エドワールト・コリール 書物と髑髏のある静物】

テーブルに置かれた書物と髑髏。
この作品が異質に感じるのは、黒い額縁のせいですか?


【エル・グレコ 十字架のキリスト】


【クロード・モネ 睡蓮】


【マックス・エルンスト 石化した森】

私は写実的な作品よりもイメージやシュルレアリズム系の方が好み。


【ジョルジュ・ルオー 道化師】

今回の目的がこの作品です。
ジョルジュ・ルオーはどの作品も神々しい・・・


【ジョルジュ・ルオー 道化の顔】

今回は新橋の松下パナソニック館には行きませんでしたが
ジョルジュ・ルオー観るならここに行けば多く観れます。