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中々映画DVDをゆっくり観る機会も無いのだが・・・
はてさて今年中にあと7本の作品を観れるのか?
今回観たのはポール・トーマス・アンダーソン監督作品。
アメリカはカリフォルニア州の石油王と言われた男の壮絶な人生・・・
富と権力を手に入れた男は怪物になっていく・・・ってありきたりなストーリーかと思いきや。
ラストは笑っちゃうほどにどうしようもないもやもや感・・・
あぁ~これって実際のところ「感動を狙った作品!!」では無いです(笑)
見方としては人間、富と権力を持つとこれだけ変われるんだよね~凄いけど・・・悲惨だね~っていう話。
所々にキリスト教の信仰だとか洗礼だとか出てくるが、絶対的ではない対象として描かれているので
主人公ダニエルの強情さと滑稽さがよく分かる(ある意味現実主義な人間性)
題名の「すべて血に染まる」ってのは旧約聖書の言葉みたいです。
あぁ・・・そういう事か、人間悔い改めないと最後は悲惨ですよ・・・っていうメッセージなの?
そうなると凄く分かりやすいメッセージ強い作品ですね。
なんだろう・・・壮絶な人間ドラマではあるのだけれど、感動したって具合にならないのがちょっと面白い(笑)
主人公ダニエルを演じたダニエル・デイ・ルイスの演技がある意味怪物でした。
残りのDVDは6作品。