MASTER PIECE

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失踪

2011年11月28日 00時42分28秒 | 映画


これは怖い・・・

題名からしてサスペンスミステリーと思いきや
モロ残酷な誘拐監禁&連続殺人描写の映像作品。
韓国の残酷度は日本映画の比じゃないほどグロい・・・

作品自体は単純なストーリーなのでとってもテンポよく観れました。

最初の登場人物でフェロモンむんむんの女性が出てきますが
多分、事件に関わっていくなぁー、そして殺されるんだろうなぁーと
思っていたら、そのように話が進む・・・
さすが韓国作品、まったく期待を裏切らない・・・そしてエロい(笑)

必要以上に伏線を張り巡らさず、話がスッキリしていて分かりやすいストーリーでしたので
残酷ではあるが見応えある面白い作品でした・・・





黒く濁る村

2011年11月25日 21時50分07秒 | 映画


題名からして韓国ホラーと思いきや、重厚なサスペンス人間ドラマでした。

ジャケットの上部の人物達の顔、悪そうでしょう・・・
実際に悪い人達なんですが、物語の深部には個人の悲しい過去とかがあって一概には悪人とは言い切れない・・・
そんな部分が上手くかみ合って出来ている素晴らしいシナリオですね。

閉鎖的な田舎の村で起きた教祖の死と村の秘密。
息子が父の死を暴こうとしていくうちに浮かび上がる過去の真実。
うん、これだけの要素で既にゾクゾク感が高まります。

これは面白かったです、ラストの余韻が残る清々しいシーンも良い。
とっても重厚で良質な作品でした、思っていた以上に高評価です。

南極日誌

2011年11月25日 13時38分32秒 | 映画


これは南極を題材にした物語の題名が【南極日誌】では無くて
南極日誌を題材とした映画の題名ですね・・ちょっとややこしい・・
その南極日誌が物語の重要なアイテムとなっている訳です。

物語は韓国の探検隊が南極の到達不能点を目指すんですが
白銀の世界に段々と精神を病んでしまう・・・

サイコサスペンスとも取れるし純粋なホラーとも取れる。
いろんな要素が詰まっていて、なんかスッキリしないです。

南極日誌を発見したから狂ったのか? 元々隊長が狂っていたのか?
イギリス探検隊の呪いなのか?
本当はこうでした・・騙されましたね、あなた!!ってゆうのが無いので
スッキリしない・・・うん、そして絶望的に終わってしまう。

ストーリーは単純なのに和食、洋食、中華もありますよ・・ってのは必要ないです。
そう考えると凄く惜しい作品でした。


母なる証明

2011年11月24日 21時39分57秒 | 映画


韓国映画がマイブームです。

韓国映画って人間の業をはっきりと描く作品が多いし、ちょっとグロくてエロいですけど
面白い、面白くないで言えば、ハリウッド映画よりも格段に面白いです・・・

この【母なる証明】もグロかったです、グロ面白い。(グロ面白いってなんだよ・・・)

最初はミステリー、途中コメディ、そんでもってまたミステリー。
ラストは救われない終わり方・・・もうどうしたいの?って感じ・・・
なんの前置きも無く犯人の登場って、あんた誰?

主人公の母親役の女優さん、自然すぎてリアルに母親だなぁー。
息子はオーバーな演技しているけど、バランス取れててちょうどいい感じ。

うーん、救われない作品ですが、女優さんの演技でプラスな印象・・・

実は知人から韓国映画のDVDを11枚貰った内の一番興味薄かった作品から観てみたのですが
このすべり出しは上々です、次が楽しみ・・・


アメリカ犯罪風土記

2011年11月13日 23時34分49秒 | 書籍


本日の午前中にBOOKOFFにて購入 200円也。

とても購買欲を誘うようなブックカバーでは無かったのだが
買ってみて正解でした、凄く面白い・・・

初版第1刷発行が1991年なのでもう20年前の文庫本。
発行所が 社会思想社なる会社です、そんでもって現代教養文庫って・・・
ネットで調べたら株式会社 社会思想社は2002年に倒産している出版社でした。

うーん、惜しい・・・
こんなにも興味を惹く編集と素晴らしい教養溢れる書籍を出しているのに・・・

著者は千野境子さん
多くの海外ルポタージュ書籍を出している人物ですね。
(調べるまで全く知らない方でした)

目次を見てみると

① インディアン居留地の悲劇
② 両手を切断された少女のヒッチハイク
③ 狂気が支配した殉教の森
④ 同性愛を撃て
⑤ 一攫千金を夢みたロックフェラーの女性秘書
⑥ 同胞に銃を向けた海兵隊員
⑦ 人間密輸のシンジケート
⑧ ジョン・レノンを撃った男

どうですか? どれも個別で単行本のタイトルになりそうな題名でしょ・・・

この内容でのリサーチも素晴らしいが、女性独特の柔らかい文章でとても読みやすいです。

アメリカって色々な国からの移民の国でしょ。
色々な文化の混ざり合いがアメリカの文化って事なのかな?

この本には人種差別、強姦犯罪、カルト教団、同性愛
ウーマンリブ運動、愛国心、麻薬問題、銃社会を題材に印象深い事件を取り上げてあります。

これらの犯罪や出来事はアメリカで起こった事ですが
現代の日本にも当てはまってくるんじゃないかな?
日本の文化もアメリカの影響力があるのは事実だと思うしね・・・

インディアン居留地の悲劇は特に印象深い・・・

深い森の中でガールスカウトキャンプ中に少女が殺害される事件が発生。
容疑者に挙がったのがチェロキーインディアンのジーン・ハートとゆう青年・・・

最後はジョン・レノン殺害を取り上げてあります。

この本は掘り出し物でした、とっても深い内容で読み応えがあります。
犯罪からアメリカの風土を考えるには最適な本でした・・・