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結構、巷では評価の高いこの作品、初めて観ました。
しかもネット動画、ニコ動ってなんでもあるのね・・・
刑務所を出所して主人公のビリーがトイレを探すシーンから始まる。
この主人公はかなり律儀です、男なら(ましてや刑務所に入っていた人間としては)
どこでもしていいんだろうけど、立ちションも出来ない小心者・・・けっこう笑えます。
勢いでレイラを拉致、誘拐するシーンでも自分は運転できない・・・なんだそれ(笑)
見栄とプライドだけは高くて女にはいつも命令口調で自分の得意なボーリングには絶対の自信を持っている。
まぁ~なんとも言えない情けないキャラです・・・面白い(笑)
ゲスト出演でミッキー・ロークは益々悪人キャラになっていて
ビンセント・バン・パタンは、いい具合に渋いキャラになっていたのは映画ファンとして結構嬉しいものがあります。
ボーリング場でクリスティーナ・リッチが踊っていた時の音楽が「キング・クリムゾン」の「ムーン・チャイルド」で
ストリップ劇場でのシーンでは「イエス」なんて使い方が凄く斬新です(驚愕)
ヴィンセント・ギャロはプログレッシブ・ロックファンなのか?
どこか「俺たちに明日はない」や「ナチュラル・ボーン・キラーズ」の現代版みたいな印象ですが。
決定的に違うところは主人公のかっこ悪さ・・・(笑)
まぁラブ・ストーリーには違いないのだろうけど、かっこ悪さしか目立たない主人公には
私的にはストレートで感情移入出来ました。