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ある戦慄

2013年11月19日 20時20分01秒 | 映画



原題が「THE INCIDENT」で直訳すると、ささいな出来事となる。

深夜のニューヨーク、地下鉄に乗り込んだ乗客を襲う恐怖。

まぁ~怖いですね、ニューヨークの深夜って(笑)

カップル、老夫婦、黒人の夫婦
ゲイの男と問題を抱えている教授風な男性、休暇中の軍人二人と酔っ払いの男性。

偶然にも乗り合わせた車両にチンピラの男二人が乗り込んでくるが・・・

電車の中ってある意味、密室なんですね。
事件、事故が起ころうとも自分の意思では逃げ出せない時がある。
その恐怖を上手く表現していて、正直こんなにもトラウマな映画作品があったなんて・・・ビックリです(笑)

時間とともに高ぶる恐怖と怒りの感情で観ているほうは嫌でも緊張してしまう、凄い演出です。

自分に降りかかる恐怖と災難を登場人物たちは避けるために、みて見ぬふりって人間心理が素晴らしいです。
私も同じ状況だったらこのケースは多分、見てみぬふりをするでしょう・・・どうだろうか?

結構リアルな演出なのでもう最後まで目がはなせなくって緊張しっぱなし(笑)

なんとマーチン・シーンの映画デビュー作でした
あのウイラード大佐ってこんなにも悪役な映画に出ていたんだね。
まったく感情移入出来ませんがニューヨークの地下鉄が正直怖くなりました。

ずしりと重たい余韻のトラウマな作品でした。

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