たまには王道のアメリカンポップスでも語りたい・・・
ビリー・ジョエルの1982年の作品ですね。
改めて聴いてみると、とっても完成度が高くて哀愁のピアノとメロディに心癒される・・・
今までは「ストレンジャー」や「ニューヨーク52番街」などのアルバムばかり聴いていましたが
これが出たのが13歳ぐらいだったかな、当時のMTVで「プレッシャー」がよく流れていました。
私の世代では絶対的な洋楽の人気アーティストだったビリー・ジョエル。
現代ではビリー・ジョエルっていうと、もうクラシックなイメージなのでしょうね・・・(笑)
この作品ってのはとってもメッセージ色が強いアルバムって言われています。
たしかにトータル的にはアメリカの病的な一面や政治的なメッセージなどなど・・・
よーく聴くと悲しみの感情が先に入ってくるコンセプトですが、ビリーが歌うと凄く甘くて感傷的に聴こえる。
題名の「ナイロン・カーテン」の解釈。
ナイロンって旧デュポン社が開発した繊維商品。
ナイロンストッキングって薄くて伸縮自在ですが破れ易いですよね。
アメリカの多くの問題は一時的にナイロンのカーテンで覆い隠しているが
結局は破れてしまって問題が露呈してしまう・・・ってのは私の想像です(笑)
実際はビリーがバイク事故を起こして病院のベッドで寝ている時にナイロンのカーテンで
仕切られている部屋の風景からとったものらしいです。
そんなアクシデントも音楽に昇華出来るって・・・
ビリー・ジョエルってやっぱり素晴らしいピアノマンです。
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