花鳥虫風月

α9とX100Vで、主に京都の花鳥写真で綴る重め写真ブログ。

青筋揚羽蝶 9

2008年09月14日 21時01分22秒 | 蝶・蛾
紫苑か何かの花とアオスジアゲハ。
動きが機敏だが日向が好きなので、飛ぶ写真は案外撮りやすい部類に入る。

アオスジアゲハも春のものより夏・秋のものの方が大きくなるということだが、ナミアゲハやキアゲハほどわかりやすく違わない。
並べたら違いに気付くかもしれないが、イマイチ自信がもてない。




奥側の後翅が大きく傷ついていた。
そういうのの見えない角度で綺麗に撮るのも基本技のひとつ。

コスモスの花も咲き始め、秋の蝶のシーズンの到来である。
金も欲しいが暇も欲しい。面倒なことだ。

α900触ってきました

2008年09月13日 21時24分38秒 | Weblog
梅田のソニースタイルプラザで、去年、発表されてまもなくのα700を触らせてもらったのは9月9日であった。それからほぼ1年だ。
一昨日からα900も展示されているということで早速チェック致したわけである。

外観は、アタマ以外ほとんどα700と違いがなく、操作法もほぼ変わらず、目新しさはまるで無い。
一応、縦だけでなく横にも1cm長く、重さも100g重いということだが、手に持った具合もα700とほぼ違いが無い。
違和感を愛するタイプとしては、かなりの物足りなさがあるが、まぁ重要な点でないことは承知だ。

AF具合を見るために100-400APOレンズを持参した。
これに関しても違いがあるかどうかイマイチわからない。
相変わらず(このレンズでは)動きが遅い。が、合う時には迷わずピタリと合うのは、気のせいかもしれないが改善されているのかもしれない。
このポンコツ+α700で生じた、時々絶対ピントが合わない状況は今回出なかったので期待したい。

評判のファインダーは、確かに「覗き窓」が「窓」に出世したぐらいの素晴らしさがある。
銀塩α-9xiのも広くて良かったが、それより更に、ファインダーが光っているのかと思うくらいピカピカ明るい。

で、このカメラ最大の売りである2460万画素と、それと引き換えのフルサイズセンサーにあるまじき高感度の弱さであるが。
もともとαはマクロとポートレート用レンズの良さが評論家さんたちの口を揃えるところであったので、それを生かす方向としてはアリだろう。
実際、それらのレンズはAPS-Cの1200万画素でも「まだまだポテンシャルはもっとある」と主張するくらいの画質を出している。
フルサイズで1200万画素とかでは、それらが宝の持ち腐れになってしまう。
ただ、そのかわり安レンズ装着の時は24000万画素の方が残念なことになるが、泥の中でも前後問わず上向きに倒れたいタイプにはそれも心地よい。


フラッシュが内蔵されていなく、外付けのを買わなければいけないカメラであるので、それも試させてもらった。
大(約6万円)と小(約2.5万円)があり、光るだけの能なら違いはあまり無い。
小手先の便利さの面で大の魅力は大きい。倍以上の値段の差が考えどころである。
触る前は小で充分だと思っていたが、触ったら大しか考えられない気分になるのは例のごとくである。金が欲しい。

同時に発表のあった16-35ZA、70-400Gの新レンズが触れるようになるのは遅くて、年明けになるかもしれないとのことであった。
そちらは、ずいぶんのんびりしている。

釣舟草 2

2008年09月12日 22時24分14秒 | 秋冬の花
虫食いの破れツリフネソウ。
舟の底が食い破られては縁起の悪いにも程がある。
しかしこれはこれで、奇妙な美しさがある。
口が広がっていると言い換えれば、無理矢理気味にでも縁起が良いと方向付けられないでもない。




破れていないのの正面顔。
横から見たら意味のわからない形の花だが、こうして見ると、確かにそういうものだ。
下の葉っぱも良い色のグラデーションをしている。


900に関しては明日。

百日紅 5

2008年09月11日 20時49分45秒 | 春夏の花
HDサイズで、特別どぎつい色のサルスベリ。

薄い色のサルスベリもつまらないが、こうキツイ色なのも妙なものだ。


どうも、α900のほうが気にかかって、こちらに気が乗っていかない。
α900は、あまり夢いっぱいのスペックとはいえないが、欲しい部分は揃っていそうで良い。
α700もまだ1年たっていないことを考えると、sweetDを3年使ったことが信じられない贅沢なスケジュールであるがお金もかかることだ。

姫赤立羽蝶と万寿菊

2008年09月10日 22時24分33秒 | 蝶・蛾
マリーゴールドの花の中のヒメアカタテハ。
先日のスイフヨウなどと同じ日に撮った写真なので、これも花が濡れている。
こういうピカピカした黄色は好きだ。
蝶の方は地味すぎず派手ではなく、もうちょっと鮮やかでもいいが、この種類はこんなものだし丁度良い。


それはそれとしてα900が、ようよう正式発表になりました。
個人的には2400万画素は不要だが、画素が多くなったからといってα700より高精細になったわけではなく周りが広がったわけで。
そういう意味ではD3やEOS5Dなどフルサイズ1200万画素では上等レンズのポテンシャルを発揮できていない画素数であるともいえる。
で、私としてはやはりSTFレンズはフルサイズのカメラで使わないことには値打ちの半分ほどしか発揮できていないことを銀塩α-9xiで思い知ったので、当然買う。

詳しくは、明日以降、例の梅田などのショールームで実物を触れるということなので、触ってからものを言おう。
明日の初日では不備のある可能性もなきにしもあらずなので、明後日に定時ダッシュで梅田に迎えれば良し、それか土曜の朝イチだ。

羅背板玉紫陽花

2008年09月08日 22時57分24秒 | 秋冬の花
アジサイの種類の中には、8月末になってやっと咲くものもいる。
ラセイタタマアジサイ。
ポルトガルのラセイタという毛織物に似た感じの葉を持つラセイタ草の葉に、似ているタマアジサイの種類であるので羅背板・玉紫陽花。
この辺の野生ではなく、植物園銘柄であるが、国産種で普通にある所には普通にある種類だ。

大概のアジサイは、葉がついてまもなく花も咲くので、花も葉も綺麗なものが多い。
しかしこれは葉がついてから随分たって花が咲くので既に葉が汚い。
花の方も、このタイミングで一番見られるものを撮ったが、内側がまだなのに外側は終わりかけていて、美しいとはいえない。

何につけ遅咲きのものは華やかさに欠けて悲壮感までがあるものだが、しかし咲かないよりはよほど増しだ。
他が既に藪である時に花であれるのならば、より悪いものでない。

黒木間蝶 2

2008年09月07日 21時14分32秒 | 蝶・蛾
夏型のクロコノマチョウ。
春に見たのは、秋型のクロコノマチョウの越冬したもの。

並べて比べると、違う種類かと思うほど微妙な点が微妙に異なる。
夏型はギザギザが小さく、蛇の目模様が目だってある。
秋型はギザギザが大きく、蛇の目模様は気付かないほど控えめで、これは越冬のために、より枯葉に似るための工夫であろう。
夏型に生まれついたものは、もっと自己主張して多くの秋型になる子を残すために、充分に地味だが主観的に限界まで派手になっているものであろう。

別に、全く、こんな蝶が何をどうしていようが人生に何らの関わりもないものだが、何であったってたいそうな頑張りをしているものであることだ。

2008年09月05日 21時25分10秒 | 秋冬の風景
萩の類の葉っぱの上に落ちた水玉。
表面がすべらかで皺のあるような葉っぱだと水はすぐ流れてしまうが、細く短い毛でおおわれたような葉の上ではこうなる。
こんもりとした表面張力は、水とは違うもののようにも見え、いかにも水らしくもあり、奇妙だ。




真横から。
右側の水玉が良い。




フラッシュをつけると見え方はまるで変わる。
綺麗ではあるが不自然だ。
悪くはないが若干の安っぽい図になるのは致し方ない。

筋黒白蝶 3

2008年09月04日 21時27分49秒 | 蝶・蛾
モンシロチョウではなくスジグロシロチョウ。
前羽の付け根の黄色いワンポイントが洒落ている白蝶である。
正面から真横に飛んでくれると、飛び立った瞬間にもピントがずれなくてありがたい。




最近は蝶写真の自分ハードルが高くなりつつあって、失敗写真を眺めると我ながら面倒に思うこともあるが、成功写真ができた時の気分はやはり何ともいえない。
しかし何事も、気負うより気楽が良い。

出来かけの団栗

2008年09月02日 22時49分45秒 | 秋冬の風景
9月も2日である。
残暑というにもカラッとしない嫌な天候が続いているが、秋晴れという言葉があることからわかるように、夏と秋の曖昧な季節はこんなものだ。

再来週にはもう気の早いヒガンバナなども咲き始めていることであろう。
ドングリの盛りの季節はそれよりも先だが、既に早いものからずいぶん大きくなっている。
まだ緑色で小さい、たぶんミズナラの木のドングリだ。

葉っぱの形から木の種類が特定できるはずであったが、この虫食いでは私には判別できない。
相変わらず、写真を撮る時には特に考えることをしていないために種類の同定で後から苦労する点に進歩がない。

酔芙蓉

2008年09月01日 21時59分40秒 | 春夏の花
八重咲の芙蓉で、花の色が時間と共に白からピンクに変わるものがスイフヨウである。
写真は15時。内側から、まさに「酔」の一文字しか表現法のない色に染まっている。




それより少し前、13時半の同じ花。
光の具合で全体に鮮やかさの少ない絵になっているが、花の外側と内側の色の差がない薄桃色をしている。
もっと早い時間にはもっと白かっただろう。
写真をご覧のとおり、お天気が悪かったので、これしか写真は無い。