自転車のハンドルに付いた手脂おいしいです。と言う、コミスジ。
警戒心の強いこの類の蝶が、近くに迫るカメラレンズにも構わずペロペロとむさぼる姿は、ちょっとした愛嬌がある。
動植物の老廃物が好物の虫には一瞬ウヘっとたじろぐものがあるが、タテハ蝶はその類でも綺麗な虫なので、コメントに困ることがある。
最初この蝶を見て、よく見るホシミスジかと思ったが、羽の裏面付け根あたりの星模様がないので、ミスジチョウかコミスジであろうことがわかった。
で、羽の表面の三筋模様がこうなっているのでコミスジだとわかった。
こういう模様が、個体差はほとんどなくどれも同じだというのは不思議だ。