花鳥虫風月

α9とX100Vで、主に京都の花鳥写真で綴る重め写真ブログ。

納曽利

2008年06月17日 22時36分06秒 | 春夏の風景
去年に続いて今年も、藤森神社アジサイ祭りの舞楽奉納から、今年は迦陵頻・蘭陵王・納曽利を見せていただけた中から、ナソリ。

迦陵頻は子供4人の舞で、にぎやかで良い写真も撮れたが、面をつけずにメイクのみのお顔なので大きい写真を勝手に載せるにはなお躊躇がある。
直に許可をもらおうとして金銭問題になるのも嫌なので、その辺はバックレるに限る。
大人は、自分の顔に責任を持てみたいな言葉もあるので、その辺は絶好調でバックレる。


マー自分でもなかなかよく撮れていると思うので、多分悪く思われることもあるまい。

このナソリは、2人で舞うこともあるそうだが今回は一人で。
竜の舞いだとのこと。
唐楽の代表曲である蘭陵王と対で扱われる、高麗楽の代表曲でもあるらしい。
胸のマークが蘭陵王の竜の紋に対して、これは竜の舞なのに鳳凰の紋で格が下がっているのも細かい。


HDサイズのバストアップ。

HDサイズの全身像。


そういえば、江戸時代の朝鮮通信使の記録で、通信使に日本で高麗楽を見せたら「わが国では滅びたものが残っているとは」と驚いていた話があった。
もともとはシルクロード経由のものだから中国でも朝鮮でも純粋なご当地の生え抜きの文化ではない。庶民の娯楽のものでもないので、時の政府が飽きたら、もう続ける理由の方がない。
日本ではシルクロード経由のお寺ではなく、何故か各地の神社を中心に引き継がれている。
それを思うと神社というものも不可思議であるし、流れ流れて土着のお祭で1300年以上生き延びているこれにも可笑し味を感じる。


迦陵頻の子供舞楽写真は、誰か「見たいぞ」と書き込んだらその人と共犯ということで載せることにしましょうか。