花鳥虫風月

α9とX100Vで、主に京都の花鳥写真で綴る重め写真ブログ。

麝香揚羽蝶 2

2008年06月24日 22時06分04秒 | 蝶・蛾
前翅の白い、メスのジャコウアゲハ。
ナガサキアゲハもメスには翅の白くなるものがいるが、あれはクッキリとした真っ白の模様が出るのに対して、グラデーションでベージュっぽい白が浮かぶようであるのが違う。
それに加えて、ジャコウアゲハ特有の体の赤マダラのせいで、若干気味悪い印象が付く。
しかしどちらかというと、上品で美しい印象の方が強い。

 
飛ぶところの連写。
手前にぼやけているのは、同じ白いジャコウアゲハ。
この2枚の中間のタイミングで撮れていればベストであった。

この蝶は、毒入り危険食べたら死ぬで。の類の毒蝶である。
ために、警戒なく悠々のんびりと大きく羽ばたいて飛ぶ。
左写真で、燕尾部分が大きくしなっているのから雰囲気が伝わるかと思う。

同じく毒入りで悠々と飛ぶアサギマダラ蝶なら長距離飛行するための硬い羽をピカピカさせているが、こいつはあくまでしっとりタイプ。
素晴らしい。