花鳥虫風月

α9とX100Vで、主に京都の花鳥写真で綴る重め写真ブログ。

青鷺 11

2007年11月21日 20時38分58秒 | 
今年も、カエデは一斉に赤くならず気ままにあちらこちらで赤くなって黒くなってバラバラに終わっていく感じだ。
ということで広く見ると良くないが、赤くなっている木を単体の写真で見る分には構わない。

そう開き直ってシジュウカラなりエナガなりを待ってみたが来ないので、赤い部分を通して池のアオサギを撮ってみた。
鷺がらしくなくも上を向いているのは、実はパンを投げてもらっているところ。
空中キャッチなどという高等テクニックは全く無理で、水面に落ちたパンを品よく拾うのみだが、まだ鴨が来ていないので可愛らしくもおっとりとパンにありつける。
画面手前の水紋は、パンの投げ主が目測を誤った分を鯉が持っていったもの。
パンが遠ければ次のパンを待てばいいじゃない、という態度はまるで詐欺的でない。

アオサギは愛玩するには大きすぎる生き物だが、池の飾りにすると全体のボリュームを相対的に小さくしてくれるのでミニチュア的風情の演出にちょうど良い。