花鳥虫風月

α9とX100Vで、主に京都の花鳥写真で綴る重め写真ブログ。

紋黄蝶 3

2007年11月15日 22時43分13秒 | 蝶・蛾
連れ立つモンキチョウ。
片方は真っ黄色いモンキチョウ、もう片方は前羽の白いモンキチョウ。
白い方は体の毛も赤みが強い。

蝶の模様はランダムそうに見えても、黄立羽蝶の斑の中のごく小さい白点とか豹紋蝶類それぞれのラインなど完璧に揃っているものだが、
モンキチョウやキチョウは人の目で見て細かい部分は揃っているが大きい部分がバラついている。
人の目で見て、と言うのは蝶の目で見たらそれはそれで色々に見えるのでもあろうという逃げ道。


ただし、蝶は頭が悪いので(普通に飛ぶだけで頭の位置があれほどシェイクされていれば当然だが)、
オスがメスを誘うのに種類を間違っていることが実は結構ある。
普通のアゲハがクロアゲハを誘っているところとか、この写真のようにモンシロチョウと白型のモンキチョウが戯れているところとか、結構ある。

白型のモンキチョウなど、あるいはハーフではないかとも思うのだがそういうことは無いようで、このような風景はただ単に野生の生き物のDNAの働きを過大評価できない証左にすぎないらしい。