花鳥虫風月

α9とX100Vで、主に京都の花鳥写真で綴る重め写真ブログ。

時計草

2007年07月27日 21時38分07秒 | 春夏の花
ウメカニズムあふれる造形が魅力の、トケイソウ(紫ひげ型)の花。
真ん中の奇妙な物体を時計の針に見立てた命名であろうが、一見して時計な感じはしない。

英語ではPassion Flower。トケイソウの一種のクダモノトケイソウの実がパッションフルーツ。
パッションはキリストの受難の方を表して、やはり真ん中の奇妙な物体を十字架に見立てた命名であるそうなが、十字架にしては枝が多いようで、キリスト=タコ聖人説に基づくものか。
その見立ての場合、光背まで用意してあるのは立派だ。

似てもいない見立てをついしてしまうのは、妙なものにも何かの納得を求める心の働きであろうか。


開きかけの蕾は思い切ってだらしない。
時計とかキリストとかキッチリしたものよりも、楳図かずおの造形物に見立てたが相応しかろうと思うがどうか。