ねえ、鈴虫さん?

お盆の頃に友人から数十匹の鈴虫を頂いてきました。
9～10月にかけては、実に風情のある涼しそうな鳴き声を楽しませてくれました。
もうすぐ12月になろうとしていると言うのに、未だに1匹だけ生きています。
友人宅の鈴虫はとっくに全滅してしまっているらしく、かなりレアなケースの様です。
勿論1匹でも生きている限り、毎日お水と餌の交換だけはしてあげています。
あれほど大勢で楽しんだ夏も過ぎ、何時の間にか終わってしまった秋も終わり、広ーい空間の中でたった1匹だけで毎日を過ごしている鈴虫はどんな気持ちなんでしょうね。
人生100年時代だなんて、軽々に長生きが美徳の如く言う人もいますが、果たしてそんなに長生きして本当に幸せなんでしょうか。
まあ、あんまり欲をかかないで、そこそこの歳にお迎えが来てくれれば良いのですが。
ねえ、鈴虫さん?