silly ski squadronスキー雑記

バカなスキー集団。スキーならなんでもやります京都方面本部。
突撃我ニ続ケ!!

ハイキング自転車(&四番バッターに成り得るのか?リナグリプチンlinagliptin)

2011年05月15日 23時00分00秒 | スキー・自転車・糖尿・メタボリック
土曜日(5月14日)にVIGOREに行ってきました。
このフレームは何用でしょう?と言いますか私ならこれを見せられても、???なのですが分かる方は分かるのでしょう。
はい、randonneur(ランドナー@仏:英語でhiker)です。


溶接部分です。先代のカタオカ氏の許で働いておられた元造船溶接工の方がされたそうです。あら後ピンだ。だからオートフォーカスは。。。
フレームのカラーリングはカタオカ氏にお任せしました。
と言いますのも、私はランドナーという車種の雰囲気が全然分からないのでイメージ出来ないからです。
その時代の空気を知っていて、尚かつ私のようにマニアではない人間が乗る(ポップなイメージで!とか言い出す)のなら、これはもうお任せです。
仕上がりが楽しみです。


学会発表が5日後に迫っているので、今日はmia嬢と将軍塚へ足慣らし程度に。五条通から登るのはNY氏、IS氏とダウンヒルバイクで行った時以来です。
ところで最近、山ガールってのが増えているそうですね。深い山へ入られる場合は是非、登山の基本はしっかりとどうぞ。老婆心ながら。

先日FDA(Food and Drug Administration米国食品医薬品局)が新たなDPP-4阻害剤を承認しました。
リナグリプチンはベーリンガーにより、そう遠くない将来に日本でも発売されるでしょう。
すでに相当の実績を上げている三剤。シタグリプチン、猛追中のビルダグリプチン、遅れてアログリプチンに対して選択幅が広がる以外のメリットとはどんなものでしょう。
2010年のADA(American Diabetes Association:アメリカ糖尿病学会)で発表されたフェイズ3での結果は以下の通りだそうです*1。
linagliptin5mg一日一回投与でHbA1cの低下は

単独投与:-0.69%(P<0.0001)
メトホルミンとの併用:-0.64%(P<0.0001)
メトホルミン+SU薬との併用:-0.62%(P<0.0001)
ピオグリタゾンとの併用:-1.06%(P値記載なし)

日本人スタディーは
単独投与:-0.87%(p<0.0001)
対ボグリボース群:linagliptin5mg群で-0.32%(p=0.003)、linagliptin10mg群で-0.39%(p<0.0001)

ピオグリタゾンとの併用が一番良かったというのは、肥満程度の強くインスリン抵抗性のあるお国柄なのでしょう。えっとデータは米国人ですよね。
日本人は。。。う~ん、なんとも微妙ですね。HbA1c7.0%以上が対象だそうですが平均値が知りたい。もし7%からであればシタグリプチン、ビルダグリプチンなみに非常に効果的だと思います。
ただしHbA1c8.0%以上が多いのであれば-0.87%はそんなでもない。
対ボグリボースでも、そもそもボグリボースがそんなに効く薬剤でもないですし。
とは云えシタグリプチンも、当初の米国のデータからするとここまで日本人に効果的とは思われなかったのはご存知の通り。意外な四番バッターにならないとも限りません。従来のDPP-4阻害剤無効例から使うケースが増えると思うので当初の苦戦は必死でしょうが、私たちは公平な目でみなくてはならないと思います。
あと体重を減らすという魅力的なSGLT(sodium-glucose transporter:ナトリウム依存性グルコース輸送担体)2阻害薬のASP1941等の話はまたの機会に。

*1<a href="http://www.boehringer-ingelheim.com/news/news_releases/press_releases/2010/26_june_2010.html">ベーリンガーインゲルハイム社プレスリリース

↑すみません。何故か今日はリンクタグが効きません。何回やっても最後の</a>(半角で入れるとそれさえ消えるので全角で書いてます)が消えてタグが閉じられません。いつも通りなのに、gooブログの問題でしょうか??
コメント (2)
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