ボイシー日記

手がふさがっていては、新しいものは掴めない。

山頭火、井上井月。

2009-01-09 19:47:00 | 独り言
正月に帰省した折り、こたつの上に
「木曽文学」という同人誌が置かれていて
なんや?と思ってみたら、
木曽福島に住むオイラの叔父が
その同人誌のメンバーになっていて、
母のところに送ってきたらしい。
まだ発行して2冊目だ。

「木曽文学」には、信州、木曽路を歩いた
山頭火についての評論を寄稿していた。
そういえば、昔から叔父さんは
山頭火が好きだったと思い出し、
読み進んでいくうちに、山頭火は
江戸~明治時代に伊那谷で活動していた
井上井月(いのうえせいげつ)の
墓参りを目指して信州に来たことを知った。

墓参りを終え、帰りに中央アルプスを越えて
木曽路を歩いたのだ。
木曽路でも、山を分け入り、峠を越え、
木曽川の流れに沿って歩き
酒を飲み、数々の俳句を読んだ。

木曽川は南へ流れる、
自分も南へ下る・・・みたいな俳句や、
誰も歩く人のいない静かな山の中を
独り歩いた・・・みたいな俳句が
数多く紹介されている。

ところで山頭火が共鳴した井上井月は、
伊那の人からは「乞食井月」と呼ばれていたらしい。
酒に溺れ、身体中、蚤だらけ。
糞尿にまみれ、のたれ死にしたとある。
ひどい言われようである。まぁ事実らしいのだが。。
山頭火に影響を与えた漂泊の俳人ということで、
オイラも読んでみようと思う。
〈写真:井上井月〉

ぼくと観光バスに乗ってみませんか/森田童子 
http://jp.youtube.com/watch?v=S6o02zTeVjI&feature=channel_page

井月

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