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俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

花冷

2025-03-31 | 俳句・春・時候

 

 

花冷や人まばらなる公園に

 

 

 

 

 

 

桜が咲き、春らしくなったと思っているところに、思いがけなく戻ってきた寒さをいう。

 

 

 

 

 

 

様々な花が咲き、のどかな時節であるが、天候が変わりやすく、その寒さは一段と身に応える。

 

 

 

 

 

 

花冷えはどこの地域でも起こるが、特に京都の花冷えが有名である。

 

 

 

 

 

 

体感温度五度という花冷えとなった。

公園に桜を見に行ったが、この冷え込みで人はまばらであった。

 

 

 

 

 

花冷の小雨となりぬ散策路

 

 

 

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初燕

2025-03-30 | 俳句・春・動物

 

 

我が町の川に今年も初燕

 

 

 

 

 

 

春に初めて見かける燕をいう。

 

 

 

 

 

 

燕は、ツバメ科の鳥の一種。

日本には小洞燕、腰赤燕、岩燕など。

 

 

 

 

 

 

春に南方から日本各地に飛来し、人家の軒先などに営巣して子を育て、秋に南方へ帰ってゆく。

翼がよく発達し、飛びながら昆虫を捕食する益鳥。

 

 

 

 

 

 

今日、川堤に行くと初燕が川の上を飛んでいた。

今年も我が町の川にやってきたと安堵した。

 

 

 

 

 

ジャージーの若きふたりや初燕

 

 

 

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連翹

2025-03-29 | 俳句・春・植物

 

 

連翹や瀬音明るくなつてきし

 

 

 

 

 

 

モクセイ科の落葉低木。

中国原産。

鑑賞用に栽培される。

 

 

 

 

 

 

三月頃、葉に先立って鮮黄色の四弁の筒状花をつける。

 

 

 

 

 

 

いたちぐさ、いたちはぜともいうが、俗称。

 

 

 

 

 

 

川堤に連翹が咲いていた。

その前の瀬音は、次第に明るい音になってきた。

 

 

 

 

 

連翹の頭上より垂れ切通し

 

 

 

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花曇

2025-03-28 | 俳句・春・天文

 

 

猫歩く堤のなぞへ花曇

 

 

 

 

 

 

桜が咲く頃の曇天をいう。

 

 

 

 

 

 

桜の咲く頃、冬と夏の季節風の変わり目にあたり、小低気圧が次々と移動する。

なま暖かい曇りの日々が続くと、愁いがちな気分になる。

 

 

 

 

 

 

養花天は雲が花を養う日和のこと。

花曇と同義語。

 

 

 

 

 

 

花曇の暗い空となっていた。

そんな川堤の斜面の草地を、猫がゆっくりと歩いていた。

 

 

 

 

 

養花天夢追ふことを大切に

 

 

 

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初桜

2025-03-27 | 俳句・春・植物

 

 

風誘ふ用水沿ひの初桜

 

 

 

 

 

 

春になって初めて咲いた桜の花のことをいう。

「初花」ともいう。

 

 

 

 

 

 

桜の咲く時期は品種や地域、気候などによって異なる。

そのため、咲き始めの早い彼岸桜など特定な桜の品種を指すものではない。

 

 

 

 

 

 

寒い季節から暖かい季節へと移る中で、やっと目にした桜の開花は、それまで待ち望んできたことで、大きな感動がある。

 

 

 

 

 

 

用水沿いの道に初桜が見られた。

初桜が風を誘うかのように、風が吹いてきた。

 

 

 

 

 

初花や用水に鷺下りてきて

 

 

 

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