俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

冬近し

2022-11-06 | 俳句・秋・時候

 

 

秋櫻子の赤き色紙や冬隣

 

 

 

 

 

 

立冬を目前にした頃をいう。

 

 

 

 

 

 

秋も終わりに近づくと、日差しも弱くなり、冬の到来が間近であることを感じさせる。

 

 

 

 

 

 

「冬隣」は寒く厳しい冬に対して身構えるような緊張感がある。

 

 

 

 

 

 

俳人協会が俳句文学館において、創立六十周年記念事業として「俳人協会所蔵名品展」(無料)を11月30日(水)まで開催している。

芭蕉の書簡や蕪村の自画賛などの近世俳諧の名品のほか、俳人協会歴代会長八名の色紙・短冊なども展示されている。

その中の水原秋櫻子の色紙が真っ赤で、冬隣を感じた。

 

 

 

 

 

冬近しすぐに暮れゆく川堤

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする