容姿いじり

オリンピックの開会式の演出案に、女性芸人の容姿をいじる企画があり、責任者が批判を浴びて辞任する事件がありましたが、こういうことをTVの番組が批判するようになったことに、少し驚いています。
企画案を肯定しているのではなく、まったくその逆なのですが、TVでは毎日のように容姿いじりが放送されているので、自己矛盾していることに驚いているのです。人気MCと言われる明石家さんまも、松本人志も、上田晋也も、バラエティで毎回のように容姿いじりをしています。それを笑いとして、そのまま放送しているTVが、今回の事件は批判するんだ、と思ってしまいます。
今回の事件が良い機会です。容姿いじりは、もう止めましょうよ。いじられる側は芸人だから、判っていて、いじっているから問題ない、という言い訳も止めましょうよ。自分の容姿をいじられて嬉しい人なんて、本当はいないのですよ。
容姿いじりで笑いを取るなんて、芸としては最低の芸。大物MCというなら、もっと良い芸を見せて下さい。