山羊のひとり言

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沈底魚

2012-09-04 22:15:54 | 本と雑誌
曽根圭介の作品を、「本ボシ」に続いてい読んでいます。江戸川乱歩賞を受賞した「沈底魚」は、乱歩賞作品としては、おそらく珍しいハードボイルド小説です。どちらかと言えば、大沢在昌の新宿鮫に近いテイストです。しかし、彼のオリジナリティは、そのテイストの近さを感じさせません。
「本ボシ」の時もそうでしたが、読んでいてハラハラドキドキ。このハラハラドキドキ感を読者に持たせることにに関しては、彼は卓越していると言えるでしょう。まだ、読み終わっていませんが、読み終わるまで、眠りたくない感じの作品です。