goo blog サービス終了のお知らせ 

河童の歌声

歌声喫茶&キャンプ&ハイキング&写真&艦船

なため (鉈目)

2025-06-17 23:58:16 | 日記
なため 緑咲香澄が歌う山の歌 (HP「北の山旅」より)


なためとは、鉈で木に切れ込みを入れる事です。
現在は、そういった自然を傷つける行為は禁止されています。







何の為に木に傷を付けるかと言うと、
それは道に迷わない為の道しるべなのです。
道迷いは、主に下山時に起きる事が多いのです。
頂上を目指す時は、多少道を見失っても、高い方を目指せば、
尾根に出られるので、下山時に比べれば道迷いにはなりにくいのです。
下山時になためを見つけるには、
木の下になためを入れても見つけにくいので、
なるべく木の上の方に目印を刻みます。
そうすると、上の方から下を見ても、木の上の方になためがあるので、
見つけやすく道迷いを防ぐ事が出来るのです。

➀ 森深く 迷いたどれば
     深い森の中を迷いながら歩いていると、
  古きなためは みちびきぬ
     かなり前に刻んだ鉈目があって、私を導いてくれた
  人の心のしみじみと 
     そうやって、道迷いを気遣ってくれた人の心がしみじみと
  なつかしうれし 木暗き径に
     懐かしい気持ちさえ感じられ、嬉しくなった
     深く暗い径のさなか、そんな中なのに

➁ 岨(そば)茨(いばら)
     岨(山の切り立った斜面、崖)茨(トゲのある小木)
  いかにありとも 
     切り立った崖、トゲだらけの木々、道は険しい
  努め拓きて ともどもに 
     鉈目は役目を果たし それと共に
  愛のしるべを刻みつつ 
     思いやる優しい愛情を 木に刻み
  仰ぎてゆかん 真白き峰を
     そういった鉈目に導かれながら、頂上を目指す私。

先に言ったように、鉈目は本来、下山時に重要な役目を果たしますから、
真白き峰を(目指す)のは、逆だと思いますが、
そこらは(歌)として(絵)になる故の言葉で、それでいいんだと思います。

フェイスブックの友達に、
今まで知らなかった「なため」を初めて聴き、
胸にジーンと響き、少し目が潤んだとありましたので、
私も、今まで何となく唄っていた歌なのですが、
正しい意味を知りたいと、自分なりの解釈をしてみました。

作詞、作曲は、明治大学ワンダーフォーゲル部の、小林碧という方で、
それ以上の事はわかりません。

     
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« パソコンゲーム | トップ | 青春・森田健作 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。

日記」カテゴリの最新記事