河童の歌声

歌声喫茶&キャンプ&ハイキング&写真&艦船

糖尿病にだけはなりたくない

2022-04-13 12:49:42 | 健康
糖尿病という病気がとても怖いものである事は、
若い時には知らなくても、我々の世代になると、知らない人はまずいないと思います。
糖尿病には三大合併症というのがあり、それが怖いのです。

何でも(し・め・じ)と言われるらしく、
し・・・神経
め・・・目
じ・・・腎臓

どれが最初なのかは知りません。
個人差なのかもしれません。

神経をやられると、末端まで血液が通わなくなり、壊疽(えそ)となって、
遂には足を切断する事になります。
目は、要するに失明であり、成人失明の原因のトップという事です。
腎臓は人工透析によって生を永らえるしかありません。

どれにしても、とんでもなく不幸な人生を送らざるをえなくなります。
中でも最も怖いのは間違いなく失明です。
足を切断しても目が見えれば、言い方はありますが昨日までのままの人生です。
人工透析も同じで、昨日までの人生の延長かもしれません。

しかし、失明だけは決定的に違います。
昨日までの人生は、もうあり得ないのです。
全くの手探りで生活を強いられるのですから、精神的ショックは計り知れません。

私の好きなプロレスの世界でも3人のレスラーが糖尿病です(でした)



アントニオ猪木は39歳で糖尿病と宣告されました。
「俺のレスラー人生も終わりか」
一時はそう思ったそうですが、彼は悲劇的な結果にはならずに済みました。



猪木と同世代だった、サンダー杉山。
彼は猪木みたいな幸運はつかめずに、
両足切断、更に右手も切断となってしまいました。
ただ杉山は性格が明るかったので、あまり落ち込まず、
商才に長けていたので実業家として成功し、お金には困る事はありませんでした。
しかし、結局は62歳で逝ってしまいました。



谷津嘉章(やつ・よしあき)は、
35歳で糖尿病と言われましたが、レスラーとしての体格を作らねばならず、
また本人も「たいしたことない」とあまり本気に治療などしなかった為に、
晩年になって片足を切断せざるを得なくなりましたが、
それでも片足レスラーとしてマットに上がり、試合をしているみたいです。
レスラーという職業は、完全な個人営業で、
団体競技(例えば野球、サッカー、バスケットボール・・)の様に、
支援などほぼ無い世界なので、身体がボロボロでも試合をせざるを得ないのです。

若い時に医者から「貴方は糖尿病です」と言われても、
昨日までの生活がそのまま送れるのですから、
皆、若さというか馬鹿さというか、何もしないという人は多いのですね。
食事療法といった話になると、もう手遅れが多く、
生殺しみたいな人生で生き続けるしかなくなるみたいです。
それって、本当に恐いし、イヤだな~。

そして男性は、男でなくなってしまうそうです。
あれはずい分前でしたが、
知り合いの男性(当時50歳前後)の人が、
「俺、あっちが全然ダメなんだ」と言っていました。
彼の話によると、かなり前から糖尿病なんだそうで、
それは男性としては同情的になりますが、切実に恐いと思いました。

年配の方で白杖を突きながら、たどたどしく歩いている方を見ると、
「糖尿病かな~」と、その方の歩きが心配になってしまいます。
本当に、糖尿病だけにはなりたくないと、痛切に思うのです。

幸いな事に、私は現在まで血糖値に異常はなく、
なんですが・・人間なんてどうなるか?
それは誰にも判らない事ですからね~。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 道志、動画のタイトル | トップ | 最近のバイク風景 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

健康」カテゴリの最新記事