河童の歌声

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ハンセン病の写真展

2019-12-09 15:20:49 | ハンセン病


フェイスブック友達の情報から知ったのですが、
この方、俳優の石井正則さんが、写真展をするそうです。

私はこの方は、
テレビの「ぶらり旅」といった番組でしか観た事がなく、
てっきり俳優だけを本職としている方だとばかり思っていました。

違うみたいですね。
元々は、お笑い系の芸人だとか・・そんなの知らないよ~。

石井正則さんは、
1973年生まれの46歳。
身長158センチと意外に小柄なんですね。
その小柄な彼が8×10インチの超大型カメラでの写真展をするそうです。

その写真というのが、
これまた意外なんてもんじゃない「ハンセン病」
ハンセン病・・昔は「らい病」と言われた、恐るべき病気。
私はブログでも書いたのですが、
ハンセン病ほど恐ろしい病気なんてあり得ない。
そういった病気なんです。

何故そんな恐ろしいのかは、ブログ「河童の歌声」を読んでいただくとして、
私もハンセン病の隔離施設であった、
東京・東村山の「国立・多磨全生園」を数回訪れた事があるのです。

そういった場所、病気を私よりずっと若い彼が写真に収めていた。
その事にチョッとショックを受けました。





更に、ショックを受けたのが、カメラでした。



彼が撮っているカメラは、
8×10インチ(エイトバイテン)通称バイテンという超大型のカメラなんです。
このカメラ、私は一度も現物を見た事すらありません。

よく山岳写真家が、その精密なピントゆえに使うカメラに、
4×5インチ(通称シノゴ)があるのですが、
8×10は見て分る通り、その2倍サイズのフィルムを使うのです。

それは私達が最もよく見かけるのは、病院のレントゲン写真です。
そのくらい大きいのです。
それを使うメリットは何と言ってもピントのシャープネスな事。
私達が使う小型カメラなど足元にも及ばない凄さがあります。

写真学校時代、4×5のカメラで写真を撮った事がありますが、
とに角重い、面倒くさいカメラという思いばかりでした。
私の写真流儀には全く適さない、用無しカメラでした。

彼が入れ替えているのがフィルムです。
一枚の枠に裏表2枚のフィルムしか入っていません。
つまり10枚の写真を撮る為には、こういった乾板を5枚使うのです。
その重さたるや・・あ~、もうイヤッ!





彼が何ゆえこういった大型カメラにこだわるのか?
最近のデジカメでも高価なのになると、
こういった大型カメラに匹敵する画質があるみたいです。
だったらそれでいいじゃないと思うのですが・・?

ただ大型カメラには蛇腹があり、
それ故に(アオリ)が効くのです。



したから上を見上げた写真を撮ると、
当然、上がつぼまった写真になるのですが、
蛇腹を使うと、上と下が並行になる写真が取れます。
かれはこの効果を狙ったのかどうかは分かりませんが、
それは写真展に行けば分る事ですね。



来年の話ですが、
東村山の多磨全生園に行かねば・・



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