神奈川県・相模原市の新戸(しんど)キャンプ場での死亡事故にはビックリしました。
太さ70センチという木が倒れて、就寝中のテント夫婦に襲い掛かり、
奥様(29歳)が亡くなってしまうという痛ましい事故でした。
新戸キャンプ場というのは道志川沿いにあるキャンプ場で、
道志川を隔てた向かい側には、青野原キャンプ場も在るのです。
この道志川沿いは、いわゆるキャンプ場銀座として有名であり、
40か所くらいだかのキャンプ場がひしめいているのです。
私も、道志川の奥地(山中湖に近い場所)、道志の森キャンプ場には何度となく行っています。
この新戸キャンプ場に泊った事は無いのですが、
2回ほど下見に行った事があるのです。
こちら側が新戸キャンプ場であり、川向こうが青野原キャンプ場です。
この新戸キャンプ場のどこにテントを設営するかと言えば、
きっとこの事故のあった場所だった可能性があるのです。
(下見に行った経験から、それを感じていました)
でも、まさか大木が倒れてくるなど、考えた人がどのくらい居るのでしょうか?
私は、そんな事は考えた事もありません。
まさに青天の霹靂としか言いようがありません。
それだけに、被害に遭ったご夫婦には、気の毒で言葉もありません。
ですが、我が妻がテレビで知った事なのですが、
ある外国では、キャンプ客と行動を共にし、彼等を案内するガイド達は、
そういった巨木の倒壊を予想して、決して木のそばにはテントを張らないんだそうです。
日本のキャンパーって、そういった意味では子供なんですね。
コロナ禍以来、キャンパーが異常に増えてしまい、
そうなると、こういったキャンピングカーで乗り付ける輩も増えています。
キャンプというのは、自然の中に自分という人間を、如何に溶け込ませるかであり、
こういった文明の利器、不自然な文化を持ち込むべきではないと、私は思っています。
そして、得てしてこういった連中がキャンプ場という自然、
それに浸りたくて来ているキャンパー達のマナーをぶっ壊している、そんな気がします。
広大で大自然だけしか無い、アメリカのキャンパーではないのです、
せせこましい、トイレも炊事場も全てが完備している日本のキャンプ場に、
こんな文明を持ち込みたい人は、キャンプ場には来て欲しくありませんね。
しかしね~、木が倒れてくる、やはり自然は恐いという事なんでしょか・・・