河童の歌声

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途方に暮れる大渋滞

2020-12-19 19:23:27 | 日記
先日の突然の大雪では関越道で多数の車が立ち往生しました。
それで思うのは、私自身が過去に大渋滞で途方に暮れた経験です。



最初の思い出は、
35歳くらいの時、いつも行っていた山小屋で知り合った女子高の3年生。
彼女が何故か私を好きになってくれて、箱根まで車でデートしたのです。
帰りの西湘バイパスで車が渋滞で一寸刻み。
そんな時、彼女が「トイレに行きたいの、我慢できないの」と言い始めたのです。
そりゃ困りました。
と言ってどうしていいのか分かりません。

そんな時、後ろから来たバイクで私はひらめきました。
そのバイクの若い男性に「近くのドライブインまで彼女を乗せて行って」でした。
これは大正解でしたね。
事なきを得て万々歳でした。

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次はやはり同じ頃。
私は姉家族(義兄・姉・従兄2人)の5人で箱根方面にドライブに行ったのです。
保土ヶ谷バイパス・南本宿から東名高速、横浜インターを目指しました。
所がその日はゴールデンウィークの初日でした。
次の本村インターまではすぐですが、その次の下川井までは2キロ強。
その2キロ強を1時間くらいかかったのです。
それを過ぎると次の東名入り口までは3,5キロあります。 

みんな大渋滞に言葉を失っていました。
私はそこで意を決して、その下川井から保土ヶ谷バイパスに上がって来る進入路を、
何とバックで降り始めたのです。
だって次まで行くには更に1時間以上かかる事は間違いないのですから。
私の言語道断の禁止行為を見ていた車たちが、
「おッ、あんな手があったか」と私の真似をして続々とバックで降り始めたのですから、
もう笑っちゃいますね。
赤信号、みんなで渡れば怖くない、です。
その日の稀に見る大渋滞はニュースになった程ひどかったのでした。

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その次は結婚後、相模原に住んでいた時でした。
成田空港へ妻と小さかった娘を車で送っていった時です。
成田空港までは何度か行っていたので、3時間みれば充分と心得ていました。
その日は朝7時に家を出ました。
所が大渋滞で1時間経ったのに8キロしか進んでいません。
成田まで残りは120キロ以上。
それを2時間で着かなかったら一巻の終わりです。
呆然自失で頭の中は、真っ白!

後で分かったのですが、その日は年間でこれ以上混む日はないというくらいの日だったのです。
3月25日(月)
分かりますか?この日の意味が。
年度末の5当日(ごとうび)つまり決算の日、給料日。
あまけに月曜日であり、更に更に雨が降っていたのです。

その時の中国行きは私達、家族は1年間のお別れの日でした。
私達夫婦は今後1年間は日本と中国との別れ別れの生活になる日だったのです。
結局、時間には間に合ったのですが、
成田に着くまで私は生きた心地がしませんでした。

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次は千葉の久留里の歌声喫茶に車で行った帰り。
東京湾アクアラインから日本一長い自動車トンネル・山手トンネルに入りました。
私達は南から北へ(下から上へ)
反対に来たから南へ来る車が同じ様に中央高速を目指して合流する地点。
大渋滞でした、一寸刻みでした。
トンネルの中の大渋滞というのは圧迫感と、空気の悪さでイヤですね~。
車は本当にどうなっちゃってるの?というくらい動かない。

こっちはオシッコ漏れそうなのに~。
合流地点近くの道路幅が若干広くなっている部分では、
我慢の限界を超えたワンボックスカーが車自体が目隠しになるのを幸いとしてシャー(笑)
こっちは乗用車だからそうとも行かず、
一番近い出口で計らずも高速を降りて近くの多少の暗がりでシャー(仕方ないじゃんか)
妻も私と一緒になって・・それはなかったけど(笑)

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2年前は母の7回忌で小田原の寺へ車で行きました。
府中の家を出て川崎インターから東名高速に乗ったら、既に大渋滞。
その日は11月23日(金)の3連休初日。
寺ではお坊さんと法要の約束があります。
時間に遅れる事などできる筈がありません。

しかし高速は大渋滞。
川崎から次の横浜青葉インターまでは5キロ。
それもかなりの時間がかかりました。
その次は横浜町田インター、そこまでは約6キロ。
到底、小田原まで車で行く事は無理だと悟りました。

それで青葉で高速を降り、
向かった先は新横浜駅。
車の中で小田急線の駅を目指すか、新幹線を目指すか考えました。
(こういった緊急時は少しでも早く結論を出さないとダメですね)
どっちも同じくらい(8キロ程度)です。
こうなったら新幹線に賭けよう。
新横浜駅だったら駅に駐車場があるし。

これが大正解でした。
小田原では多少の時間的ゆとりもありました。
これが小田急だったら、果たして間に合ったかどうか?でした。

という訳で、
私が今まで何度、切羽詰まった状況を経験してきたか。
だからこそ私にはそういった人生の重みを感じる人間性が備わっているんですね。
誰か笑った人なんかは居ないと思いますけど。


コメント
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