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河童の歌声

歌声喫茶&キャンプ&ハイキング&写真&艦船

あゝ対馬丸

2024-07-03 07:00:36 | 歌声喫茶


フェイスブックで、「あゝ対馬丸」という歌が歌声喫茶で唄われているのを知りました。
私はその歌を全く知らないので調べたら、
歌声喫茶で6月になると必ず唄われる「月桃」を作った、
沖縄のシンガーソングライター、海勢頭豊氏が作った歌と知りました。
海勢頭豊氏のライブ動画で、初めてその歌を聴いたのですが、
私は、その歌を唄いたいとは思いません。

というのは、学童疎開船、対馬丸がアメリカ潜水艦攻撃により沈没、
何の罪もない、何も知らない学童たちが沢山、死んでいったというのは確かに悲劇です。
人間として許せないという気持ちにもなるでしょう。
しかし、戦争というどっちが善で、どっちが悪かという世界の中で、
一方的に美化するという単純な世界でない事を知っておく必要があると思うのです。

2018年8月28日にブログで、「緑十字船・阿波丸事件」を書きました。
2023年8月27日には「学童疎開船、対馬丸の悲劇」を書きました。

対馬丸は1944年(昭和19年)8月22日に撃沈されました。
阿波丸は1945年(昭和20年)3月28日に撃沈されました。

最初に沈んだのは、学童疎開船対馬丸で、その約半年後に阿波丸が沈められています。
安全性から言えば、緑十字線は赤十字船に次ぐ安全性を保障されています。
それを違反と知りながら、1万トンにも及ぶ軍需物資を積み込ませた日本軍。
阿波丸の悲劇は美化されるどころか、元はと言えば、日本軍が悪かったのです。

そして、その半年前に起きた対馬丸の悲劇。
対馬丸は3隻の船団を組んでの疎開船でした。
3隻の船団は強力なジャミング(妨害電波)を発しながら航行していました。
それをキャッチしたアメリカ潜水艦は、妨害電波を発信しながら航行する船団を、
重大任務の船団だと判断しました。
その結果が対馬丸の悲劇になったのです。

戦争というのは、単純にどっちが善か、どっちが悪かという世界ではありません。
人間の持つ本質的な権力構造、本質的ないじましさ、いやらしさ、汚さ、
そんな精神構造の中で、何かを一方的に美化する。
私は、そんな事を思うと、この歌を唄いたいとは思わないのです。


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5年ぶり・・ともしび春の大歌声喫茶復活

2023-11-12 11:16:29 | 歌声喫茶
耐えがたきを耐え、忍びがたきを忍び・・
ともしび、春の大歌声喫茶が5年ぶりに復活します。

これまでどれだけ、私達は辛く悲しい思いをしてきた事か!
ヤイヤイ責任者出て来いッ!
とホントに言いたかった。でも言える先が、見えない感染菌じゃど~しょもなかった。

これまでの、あの楽しかった大うたを振り返ってみました。

2010年5月16日 ↓ ↓





2011年4月10日 ↓ ↓





2013年4月21日 ↓ ↓



2016年4月29日 ↓ ↓





2017年4月29日 ↓ ↓





2018年4月29日 ↓ ↓



2019年5月21日 ↓ ↓





私は、この上野公園の大うただけは、全部出席してるんだとばかり思っていましたが、
かなり浮気して、キャンプとか旅行とか行ってるのに気づきました。
(妻に言われて知ったのですが、新宿で秋の歌声をする時は、春の上野公園はやらないんだとか)
ともしびさん御免なさい。私が悪ゥございました。

これからは、そういった不謹慎な真似は二度と致さぬ様に注意します。
早く、来年の4月6日が来ないかな~(笑)



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ビルマの竪琴・「埴生の宿」

2023-10-15 07:50:39 | 歌声喫茶
『ビルマの竪琴(1956年版)』より「埴生の宿」


歌声喫茶では「埴生の宿」はよく唄われます。
それを唄うといつも思うのは映画「ビルマの竪琴」の水島上等兵です。
映画は1956年と1985年と2回の作品がありますが、
私が思い出すのは、勿論1956年の、安井昌二が演じた映画です。

ビルマ(現在のミャンマー)の戦地で、
水島上等兵の所属していた小隊には、音楽学校出身の兵が、みなに合唱を教えていました。
その中で水島上等兵は楽才に優れ、竪琴の演奏も上手でした。

ある夜、小隊はイギリス・インド軍に包囲されました。
敵を油断させる為に小隊は「埴生の宿」を合唱しながら戦闘準備をしていると、
敵が英語で「埴生の宿」を唄い始めたのです。(逆だったかもしれない)
両軍は戦わないままに相まみえます。
そして小隊は日本が戦争に負けた事を知らされます。

捕虜になった小隊は、いまだ降伏を受け入れようとしない日本兵が、
いづれ全滅する事を感じ、水島上等兵を説得の使者として送ります。
しかし、水島上等兵は、そのまま消息を絶ってしまったのでした。

やがて、日本へ帰る事が決まった隊員たちは、
水島らしきビルマの僧侶に向かって「埴生の宿」を合唱します。
すると、その僧侶は彼等の合唱に合わせて竪琴を演奏するのでした。

『ビルマの竪琴(1956年版) 』より「仰げば尊し」


「やっぱり水島だ、水島だ」
「お~い水島、俺たちと一緒に日本に帰ろう」と叫ぶ隊員たち。
しかし、その僧侶は竪琴で「仰げば尊し」を演奏するのでした。
それは水島が隊員たちとの別れを告げる歌だったのです。

『ビルマの竪琴(1956年版) 』より「日本兵の屍」


水島上等兵は、ビルマの地で死んでいった多くの日本兵の亡骸を目にし、
彼等を葬ってあげたい、彼等の死を無駄にはさせたくない、
見知らぬ外地で非業の死を遂げた彼等の痛恨の思いを、
せめて自分だけは理解してあげたい。
それは自分に課せられた使命だと感じ、ビルマの地で僧侶になろうと決めたのでした。

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ひたすら、カチューシャ

2023-10-09 14:18:16 | 歌声喫茶
"Катюша" Валерия Курнушкина и хор имени Александрова


カチューシャ ロシア語・日本語訳・カタカナ付き ロシアと旧ソ連・中央アジアの人たちで唄うカチューシャ Katyusha Катюша


16.9.11.カチューシャ・仙台ロシア合唱団


ВАРВАРА • Мария ВОРОНОВА - КАТЮША | 喀秋莎 | Споёмте, друзья!, 2014


19.2.12.カチューシャ・国立うたOH会


「カチューシャ」
何でもロシア娘の名前という事らしい。
ずっと前からメロディーは知っていたのですが、
歌声喫茶を知ってこの歌を唄うようになってから、めっちゃ好きになった歌です。

私が歌声喫茶で大好きな「バカの〇つ覚え」の一曲の歌なんです。
この歌がかかると、前(舞台)にぶっ飛んで唄ってしまう歌なんです。
とにかく楽しい。
これを唄っていたら、あの歌声界のレジェンド、ヤギさんから、
「君は楽しそうに唄うね」などと言われてしまった事があります。
そうなんです、だって楽しくて楽しくて仕方ないんです。

これを原語(ロシア語)で唄う人もいますが、
私はロシア語なんてどうでもいいんで、覚える気など更々ございません。
日本語で楽しく楽しくバカになって唄えれば、それでいいんです。
私が原語で唄いたい(唄える)のは、中国語の「何日君再来」だけ。
ロシアなんてカチューシャ以外、興味なし。

「会議は踊る」ドイツ映画の主題歌ですね。
歌声喫茶では「ただ一度の贈り物」として唄われていますが、
あれはドイツ語の歌でしか聞きたいと思わないんです。
(母がドイツ語で唄っていたので)

それにしても「カチューシャ」は大好きです。
こんな楽しい歌を作ったロシアが、
侵略戦争(これほどの悪行はない)を仕掛ける・・悲しい。






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歌声喫茶に欲しいエレキベース

2023-09-26 14:55:58 | 歌声喫茶
蒲田行進曲(松坂慶子・風間杜夫・平田満)アコーディオンとベースで弾き語り


この動画は「りこがらし」さんの動画からお借りしました。
(エレキの男性の声が素晴らしくて羨ましい)

私は、歌声喫茶の伴奏楽器として、メインは勿論ピアノあるいはアコーディオンですが、
その他にもう一台となると、最も推薦したいのが、エレキベースです。
ドラムという選択肢もありますが、ドラムに音階が無いのと違って、
ベースには音階が在る点が違いますね。
ドラムも音楽にとてもメリハリを与えてくれますが、
その点、ベースはメリハリと共に音階が在る事が、私の気に入ってる点です。



以前、歌声喫茶、新宿ともしびにはベースが置いてありました。
あれはウッドベースという大型の弦楽器で、持ち運びが大変です。
しかし、エレキベースはウッドベースと違って簡単に持ち運びができます。
そして、ウッドに比べて電気を使っているだけに音量が大きいというメリットもあります。

笑点のテーマ のベースを弾いてみました


この動画は、Helmet Catさんから拝借しました。

分かりやすい「笑点」のテーマ曲。
これがエレキベースを加えると、こんなにも幅のある音楽になるのですね。

先日、伺った歌声喫茶ともしび、立川支部主催の「三鷹の歌声」
あそこには、数か月前からエレキベースが伴奏に加わりました。
低音の金管楽器を吹いていた私は、どうしても低音楽器に聞き耳を立ててしまいます。
やっぱり、エレキベースが加わるとメリハリが出て、歌が俄然良くなりますね。


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