豊浜トンネル岩盤崩落事故 ドキュメント

1996年2月10日、午前8時10分。
北海道の積丹半島の海岸線にある国道の豊浜トンネルで、
後世に残る大事故が発生しました。
豊浜トンネル事故です。


コンクリート製の豊浜トンネルの上から、
高さ70メートル、幅50メートル、厚さ13メートル、
推定重量5万トンと言われる巨大な岩が落ちてきたのです。
豊浜トンネルはぶ厚いコンクリート製でしたが、
5万トンの重さに、たやすく突き破られてしまいました。
中に居たのは一台の路線バスと乗用車でした。
彼等とすれ違った乗用車が一台いたのですが、
一瞬の幸運で被害を免れる事ができました。
さて、乗用車には若い男性1名が乗っていました。
また路線バスには運転手を含め19人が乗っていました。
乗客18人の殆どは10代の学生さんだったそうです。
8時10分というのは丁度通学時間だったのですね。
私はこの悲惨な事故をよく覚えています。

しかし、巨大な岩に押しつぶされたトンネルの画像を見ると、
これでは人間が生きていられる筈はないと思いました。
また連日放送されるテレビを観ていても、
この巨大な岩が取り省かれるには、いったい何日かかるかとヤキモキしました。
遺族たちは、もう望みは無いと心では分かっていても、
若い彼等を想うと、一瞬たりともジッとしていられず、
救助に当たる人達に、その怒りをついぶつけてしまうのでした。
7日か8日後に発見された乗用車は原型を留めず、
高さ3メートルあったバスは1メートルまで押し潰された姿だったそうです。
そこに居た人達がどうなってしまったか、本当に胸が締め付けられるのでした。

結局、豊浜トンネルを復活させる事は放棄され、
新しいトンネルを山側に新設して、現在の豊浜トンネルが在るそうです。
そうですね、こんな危険な地形を復活させても事故は二度起こりかねません。
静岡県焼津の、大崩れ海岸もそうなんですが、
こういった危険極まりない場所は、日本中いたる所に存在しています。
あの事故はあまりにも気の毒でした。
もう忘れてしまった人も多いかと思いますが、
あまりにも悲惨な事故だったので、私は今でも忘れられないのです。

1996年2月10日、午前8時10分。
北海道の積丹半島の海岸線にある国道の豊浜トンネルで、
後世に残る大事故が発生しました。
豊浜トンネル事故です。


コンクリート製の豊浜トンネルの上から、
高さ70メートル、幅50メートル、厚さ13メートル、
推定重量5万トンと言われる巨大な岩が落ちてきたのです。
豊浜トンネルはぶ厚いコンクリート製でしたが、
5万トンの重さに、たやすく突き破られてしまいました。
中に居たのは一台の路線バスと乗用車でした。
彼等とすれ違った乗用車が一台いたのですが、
一瞬の幸運で被害を免れる事ができました。
さて、乗用車には若い男性1名が乗っていました。
また路線バスには運転手を含め19人が乗っていました。
乗客18人の殆どは10代の学生さんだったそうです。
8時10分というのは丁度通学時間だったのですね。
私はこの悲惨な事故をよく覚えています。

しかし、巨大な岩に押しつぶされたトンネルの画像を見ると、
これでは人間が生きていられる筈はないと思いました。
また連日放送されるテレビを観ていても、
この巨大な岩が取り省かれるには、いったい何日かかるかとヤキモキしました。
遺族たちは、もう望みは無いと心では分かっていても、
若い彼等を想うと、一瞬たりともジッとしていられず、
救助に当たる人達に、その怒りをついぶつけてしまうのでした。
7日か8日後に発見された乗用車は原型を留めず、
高さ3メートルあったバスは1メートルまで押し潰された姿だったそうです。
そこに居た人達がどうなってしまったか、本当に胸が締め付けられるのでした。

結局、豊浜トンネルを復活させる事は放棄され、
新しいトンネルを山側に新設して、現在の豊浜トンネルが在るそうです。
そうですね、こんな危険な地形を復活させても事故は二度起こりかねません。
静岡県焼津の、大崩れ海岸もそうなんですが、
こういった危険極まりない場所は、日本中いたる所に存在しています。
あの事故はあまりにも気の毒でした。
もう忘れてしまった人も多いかと思いますが、
あまりにも悲惨な事故だったので、私は今でも忘れられないのです。