ドイツのニュルンベルク(nuernberg)動物園にてシロクマの赤ちゃん誕生!(写真はAP通信から拝借)女の子です。
以前、カナダバンクーバー動物園のかわいい手つなぎラッコのことを書いた際に、ドイツのベルリン動物園の白くまクヌートや日本のとべ動物園の白くまピースのことにも触れましたが、動物園の株価上昇にまで貢献したクヌートはいまや大きくなってしまい、来訪者激減だそうです。
そんななか、新しく白熊の赤ちゃんが誕生しました。フロッケ(Flocke。英語のFreakとおなじで雪の結晶等の意)と仮称で呼ばれているそうです。
専用HPはこちら。かわいい表情満載です。
じつは、フロッケには兄弟がいたのですが(白熊は少なくとも1匹は生存できるよう、通常一度に複数仔産む)親子を撮ろうと塀をよじ登ったカメラマンを見たことがきっかけか?母熊が情緒不安定になって食べてしまったそうです。そこで救出されたのがフロッケ。
クヌートやピースのようにお母さんが育児放棄をしたわけではないようです。ただでさえ動物園という本来の生存環境でない中で、出産という一大事を終えてストレスが極限に達していたのでしょうか。安産のシンボルとされる犬も、出産直後は普段なついている飼い主でさえも子供に近寄らせないと聞きますから・・。
先日、アフリカの大自然の撮影をされている阿部さんという方のお話を伺う機会がありました(後ほど詳しくご紹介します)。その際にも悲しいことを知りました。
動物園にはたいていゴリラがいますが、智恵が発達しているゴリラらしく、大きくなってから動物園に連れてきたのでは環境になじめず育たないため、人間は赤ちゃんだけほしい、そのため親兄弟を殺し(当然ながら赤ちゃんを奪われないよう必死で戦うので危険だから)、赤ちゃんだけを動物園につれていきミルクで育てるそうです。
動物園は大好きで良く行きますが、結局、動物に無理を強いた人間のエゴの産物かと考えると大変複雑な気持ちです。
ニュルンベルクと聞き、5世紀頃の英雄叙事詩「ニーベルンゲンの歌」(ワーグナーもそれをもとに”ニューベルグの指輪”という交響曲を書いています)を連想しましたが、(外国人の私にとっては)響きが似ていても関係ないようです。
ニューベルンゲンは主人公の一人ジークフリートが滅ぼした小人族の名で、象徴的に彼らの財宝の代名詞として使われる場合があるそうです。トールキンの「ロードオブザリング」や池田理代子の「オルフェウスの窓」もこの古典をモチーフにしているように思いましたが、さて、どうなのでしょうか。
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私たち人間は生きているだけで多くの生物が犠牲になっていると仏教の教えにありました。だから『いただきます』と言う意味も解るんです。犠牲は必要最低限であるべきなのにいつのまにか間違った世界になってしまったんですね。。。
おっしゃるとおり、本当に必要なことでないのに、「もっと、もっと」と飽き足らず多くを求める世界になってしまっている気がしますね・・・。
また遊びに来てくださいね