KREVA の「スタート」について。
ヒップホップ(Hip Hop)人気グループKICK THE CAN CREW時代の「アンバランス」という曲が好きだったのですが、この「スタート」を聞いていい曲だなあと思っていたら、同じ人が作って歌っていたのですね。
メロディーもさながら、場面設定と歌詞がユニークです。
これは大切な人(恋人ではなく仲間)との別れを歌ったもので、別れのせつなさ、やりきれなさが胸に響きます(実際、ずっと一緒にやってきたスタッフとの別れに際して作った歌だそうです)。物理的ではなく、精神的に遠くに行ってしまった人への思いを歌っています。
「きっと今がいいタイミング」と別れを受け止める姿勢は、同じような経験をした人にとってはきっと、目を開かされたり、共感できるのでは。
ヒップホップ、ラップという音楽のジャンルから受ける印象とは違ったメロディアスな曲です。
起こってしまったことは起こってしまったこと。吹っ切れてはいないし「前向き」とまではいきませんが「そういうことにしておこう」と”大人の判断”をしていくのは、もうどうにもならないことでくよくよしないために大事ですね。歌詞を少し抜粋すると
思い出しても悲しくなるだけ
特別な関係性 たくさん共有した時間 経験 笑いや涙 かなり中身は濃密
(中略)
ホントは後悔しないよう 君にぶちまけたいのさ何もかもでもしない何も 幸せを祈るだけ
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私はヒップホップは普段全然聴かないのですが、KREVAの曲は好きで、他にも「ひとりじゃないのよ」など、時々我知らず口ずさんでしまいます。
KREVAの作る歌は、KICK THE CAN CREW時代からソロ活動の今も、エミネム(Eminem)などの社会(時には個人)への怒りや風刺をうたう”いわゆる”ラップ音楽とは異なったおもむきで関心は「自分」に向かっており、どうやって自分が成長していくかというテーマが多いように思います。
出身の東京・江戸川区を歌った「江戸川ロックオン」という曲もあります。歌詞のなかには「マクドナルドよりドムドム」なんてフレーズも。ドムドム(ダイエー100%出資ハンバーガーチェーン)は昔は江戸川区にたくさんあったのかもしれませんが、今はマルエツ西葛西店のみの出店です。 いつも応援ありがとうございます。励みになりますので、よろしければブログランキングへの投票(ここをひとぽち)お願いします
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