外苑前のル・ゴロワでランチ。
以前は表参道のカウンターだけの小さなお店でしたが、外苑前に移転してからは2回目。
前回行ったのは、確か移転すぐ後の数年前。テーブル席もたくさんでき、その時はガラガラで、大丈夫かしら・・・と人ごとながら気になったのを覚えています。
日曜に青山のギャラリーに行くことになり、日曜も開いているお店は・・・ああゴロワがあったと思いだし、電話を入れたところ、カウンターなら開いているとのことで13時過ぎに伺いました。夫は初めての来訪です。
以前はランチのメニューももっとたくさんの種類から選べたと思いますが、3,4種類から前菜、主菜、デザートを選びます。スープ付きのコースも。
前菜は、以前好きだった「ゴロワ風サラダ」(サラダといってもテリーヌやらパテやらの数種類盛り合わせ+生野菜)は今回はありませんでしたし、野菜のムースジュレ添えのような作りこんだお皿はなく、イカのフリット、ホタテソテー、パテなどの核になるもの+生野菜たっぷり(どのメニューも同じサラダ)という野性味あるお料理に代わっていました。
ホームページを見ると、昔は「フレンチ」でしたが、今は「北海道の食材を美味しく食べさせる店」として、より素材をシンプルに料理する方にシフトしているのかなと思われます。
私はメインに写真の「鹿のポアレ ハスカップソース添え」を頼みました。火の通し加減がとてもよく美味しかったです。
鹿を食べるのは北海道のオーベルジュ、ヘイゼルグラウスマナー以来でしょうか。夫は牛のステーキをいただきましたが、こちらも添えた野菜は一緒でした。
お料理の印象は、カジュアルなビストロ風に変わりましたが、味付けは以前と変わらず大変おいしく、また季節が変わったら来たいと思いました。
デザートのグレープフルーツのプリンはお店のスペシャリテ。カラメルソースとグレープフルーツの異なる苦味のハーモニーがたまりません。
他のデザートはやっぱり、隣の席の方のバナナのミルフィーユをみても、夫の頼んだリコッタチーズのタルトをみても、前よりもシンプルになってしまったなあという感想。
夫はレストランサカキよりも好きだとのことでしたが、私はサカキ>ゴロワ でした。ゴロワは以前の印象が強すぎてそう思うのかも。
ゴロワは、ワインに合うしっかりした塩加減。サカキは比較的薄味で、一皿ごとに違った付け合わせ、盛りつけを楽しめます。
一般に、男性はがっつり単品が好きで、女性は品数が多いほうを好むといわれますが、それもあるのかしら。
(ちなみに、脳の作りも、男性は一点に集中するのが得意、女性は一度にたくさんのことをさばくのが得意、といわれていますね)
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