米国アカデミー外国語映画賞「おくりびと」の脚本家、小山薫堂の「明日を変える近道 一分間リセット術」を読みました。地元の図書館で「人気の本ランキング」に入っていて、私も予約してみました。
いわゆる「前向きハウツー本」ではあるものの、大仰な洗脳ワードもなく、「ちょっと自分を好きになれる」ような、ささやかかつ具体的なアドバイスがいろいろで、なかなかおもしろかったです。「実直な中谷彰宏」という感じ(個人的には秋元康や中谷彰宏は好みに合わないのです。小山薫堂のお父様は、いまでもチラシの裏を封筒にして息子に手紙を送ってくる、ものを大切にされる方だそうで、そういう価値観/DNAが引き継がれているのかも)。
下に挙げたのは特に「そうそう」と膝を叩きたくなったこと。
内省的なのがいいですね。
(原文そのままではないですのでちょっとニュアンスが異なっている可能性もあります)
いいことナルシスト
飛行機の洗面所をペーパーで拭く。誰も見ていないところでいいことをしている自分に酔いしれる。自分っていいな!という気持ちになる。
小さな「いいこと」でポイントをためる
カーテンについた虫を逃がしてやる。缶コーヒー一杯分を駅の前で募金をしていたら寄付するなど 自己満足の世界。自分をほめて励まして肯定していく そうしているといいことが起こる 。
人生を変える理由
仕事がつまらないとか、いやでしかたがないって人がいるが、それは誰かに強制されてやっている仕事なのだろうか、この自由な社会で自分で選んでやっているわけだから「いやだな」と思うのなら 努力しなきゃ。僕たちには努力で自分の人生を変える自由があるんだから。
小山薫堂といえば、20年くらい前のフジテレビ番組「カノッサの屈辱」の構成作家、あるいはdanchuに出てくるグルメなひと、というイメージしかなかったのですが、「おくりびと」のヒットでこれから脚本家や作家のキャリアを積んでいかれるのでしょうか。
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