私の町 吉備津

藤井高尚って知っている??今、彼の著書[歌のしるべ]を紹介しております。

孫娘からのお礼の返事がありました

2009-02-01 10:28:40 | Weblog
 昨夜のブログに孫からお礼が届きました。
 「40万年も前の事をどうして知っているのかな?。もしかして、おじいちゃんは40万歳じゃないのか」というのです。

 そこで、また便りを載せました。

 「30~50万年も前のことでも、今ははっきりとわかるのですよ。人が見つけた火を使うと、真っ黒なすすが、いっぱいそこらあたりにくっつきます。このいろいろなものについたあのまっくろい「すす」から、それがついたのは、いつごろかということがよくわかるのです。ちょっとむずかしいのですが、この「すす」は時間がたつと、だんだんと、もとあった「すす」ではなくて、ちがう「すす」に変(か)わっていくのです。それを測(はか)る道具を、今の人が、ああでもないこうでもないと、考えてついに測る機械(きかい)をみつけたのです。だから、いまではこれはいつごろ出来(でき)たものか、10年前か、それとも1000年前か、40万年前か知ることができるようになったのです。
 今まで分(わ)からなかったことでがわかるようになることを、「科学(かがく)の進歩(しんぽ)」というんだよ。
 花奈のお父ちゃんも、この科学の進歩のためのお仕事(しごと)をしているのだよ。どんなお仕事が一度見学(けんがく)させてもらったらどうかな。

 この科学の進歩のおかげで、おじいちゃんも、だから39万年も長生きしなくても、昔(むかし)のことが手に取るように分かるのだよ。
       
         

 これは何だか知っていますか? 
 今から2000年くらい前の人が使っていた土器です。岡山大学の辺りから掘り出したものです。これもこの土器が使われていた時代を測る機械(きかい)にかけて測ってもらいました。正かくには、1985~2000年ぐらい前に作られたものだということが分かりました。もし今測っていただくとさらにくわしい時代がわかるのですが。
 「科学(かがく)」っておもしろいでしょう。
 科学というのは、地球だけでなく宇宙の中にあるいろいろな物のでき方やそのきまりを調べるお勉強なのです。
 そのお勉強の中で、一番すぐれた働きをした人がもらえるのが「ノーベル賞」なのです。毎年、全世界の中からえばれます。今年は日本から4人も(正しくは3人だそうですが)の人がもらったよね、知っているでしょう。

 勉強のしっかりしてく、えらい科学者になる夢をもってはどうかな。

 なお、土器の下にしいてある本は今から200年ほど前にできた本です。これは機械ではかったものではありません。本にはいついんさつしたか書かれているからはっきりといつかということが分かります。文化14年(1817年)に出た本です。古いことを調べてみることもおもしろいですよ。
 おじいちゃんは今そのなかにはいりこんでいます。

  はなへ     
                       おじいちゃんより


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