私の町 吉備津

藤井高尚って知っている??今、彼の著書[歌のしるべ]を紹介しております。

「吉備津のこまいぬ」の謂れ?

2012-01-05 10:56:02 | Weblog
 吉備津には昔から、どのくらいの歴史があって、どのような謂れがあって出来たのかは不明なのですが、まことに素朴な郷土玩具があります。それが「吉備津のこまいぬ」です。  

     

 此の郷土玩具「吉備津のこまいぬ」についても、次のような話も残っているのだと、かって聞いたことがあります。

 吉備津神社の主神は吉備津彦命です。云わずと知れた吉備の国の伝説「ももたろう」の主人公です。その中に犬が家来になったことはみなさんも御存じでしょう。吉備津彦命は、鬼退治、そうです、鬼の城の鬼「温羅」一味を退治して後、吉備の国にあって統治しますが、その統治の際、家来として付き添って鬼退治した1・2番に家来となった猿と雉は、そのまま吉備津彦命の吉備の国の政治に直接参加します。でも、3番目に家来になった犬だけは吉備津彦命のお傍から離れ、吉備の各地を廻って治安に務め、間接的に吉備津彦の政治を助けるのです。地方警察の役目です。云わば日蔭の、いわゆる後世で言われる「探偵」「目明し」の役目です。吉備津彦命の犬になり下がったのです。だから、吉備地方には犬飼(犬養)姓がやたらと目立ちます。そんなことから、せめて何かの形にして吉備津神社といいますか、吉備津彦命のお側に、この犬を形だけでも残したいと思って、後世の人が土俗品として写真のような郷土玩具に作って吉備津神社に置いてお参りする人々に売ったのだと云われるのです。

 まことそれらしい話ではありませんか?
 でも、今ではこれを作る人はいませんので吉備津神社では売られてはいませんが、その素朴さを愛する人は吉備津に沢山いますので、また、いつの日にかこの玩具が吉備津神社でも売られるのではないかと私は思っています。  

 
 

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